アメリカの水族館を見守ってきた90代の魚が天国へ

アメリカ、シカゴにあるシェッド水族館を長年見守ってきた90代の魚が安楽死させられた。その魚は内臓不全と食欲不振の兆候を見せていたとのこと。海外メディアSKYNewsによるとその魚の愛称はグランドダッド。体重11キロで、1933年にオーストラリアからシカゴの同水族館に移送されてきた。以来、グランドダッドは1億人以上の来場者を迎えてきた。
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同メディアによるとシカゴに移送されてきた時のグランドダッドは10代だったと考えられており、その場合彼の年齢は90代もしくは100歳を上回っている可能性もあるとのこと。シェッド水族館のスポークスウーマンによると正確な年齢は不明とのことだが、おそらく90代半ばだそう。
グランドダッドはハイギョという種の魚でオーストラリアで保護種に指定されている。100年以上生きることができ、4億年以上前から生息している。その化石から、1億年前から生態が変化していないことが示されている。