ウェス・アンダーソン監督『犬ヶ島』 密集した犬にクシャミが感染…動くポスター完成

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『グランド・ブダペスト・ホテル』などで知られるウェス・アンダーソン監督の最新作『犬ヶ島』から、アンダーソン監督の独特のこだわりとセンスが詰まったモーションポスターが、日本とアメリカの独占先行にて解禁となった。
【写真】『犬ヶ島』 フォトギャラリー
全編にわたって日本を舞台とする本作は、“犬インフルエンザ”の大流行によって犬ヶ島に隔離されてしまった愛犬を探す少年と犬たちが繰り広げる壮大な旅と冒険を、ストップモーション・アニメーションで描く。第68回ベルリン国際映画祭ではオープニング作品として上映されるほか、コンペティション部門への正式出品も決定している。
声優には、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、ハーヴェイ・カイテル、ティルダ・スウィントン、F・マーレイ・エイブラハム、ボブ・バラバン、フランシス・マクドーマンド、野村訓市といった、アンダーソン監督作品常連の豪華俳優陣が参加。また、スカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、ブライアン・クランストン、リーヴ・シュレイバー、コーユー・ランキン、ヨーコ・オノら多彩な才能を持ったキャストも集結し、日本人ボイスキャストとしてRADWIMPS・野田洋次郎、夏木マリ、村上虹郎、渡辺謙も物語を彩る。
ドイツ・ベルリンで日本時間15日から開幕する『第68回ベルリン国際映画祭』には、日本人ボイスキャストを代表して野田と夏木の参加が決定しており、野田は「ひょんな流れから出演のお話をもらい、まさか映画祭にまでお邪魔できるとは想像もしていませんでした。せっかくなのでまだ出会っていない共演者、監督たちと共に楽しんできたいと思っています」とメッセージを寄せている。
解禁されたモーションポスターには、主人公の少年と、ユニークで風変りな犬たちがぎっしりと集合。一匹の犬が突然クシャミをしたことをきっかけに、周りの犬から犬へと徐々に謎のクシャミが感染していく様子は、“犬インフルエンザ”が大流行する本作のストーリーの発端を物語っているかのようだ。
さらに公開された場面写真には、主人公が身につけている衣服に日本語の文字も垣間見える。ウェス・アンダーソン監督が、どのように日本の文化を描くのか注目だ。
映画『犬ヶ島』は2018年5月より全国公開。