『anone』最終回、異色家族ドラマの“穏やかな結末”に温かい涙

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女優・広瀬すず主演のドラマ『anone』(日本テレビ系/毎週水曜22時)の最終回が21日に放送され、それぞれのキャラクターに訪れた結末に視聴者からは「号泣した」「優しい最終回で見終わった後穏やかな気持ちになった」「これは泣くしかない」などの反響が巻き起こった。
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最終回冒頭は、亜乃音(田中裕子)が警察に連行され、一人になってしまったハリカ(広瀬)が家でいつも通りの日常を送る姿からスタート。舵(阿部サダヲ)を看取る決意をしたるい子(小林聡美)は逃亡先の温泉宿で亜乃音とハリカが捕まったというニュースを目にするが舵に添い遂げようという意志は固い。
一方、鑑別所での生活が始まったハリカの元に彦星から“ある決断”を綴った手紙が届く。やがて少年院を出たハリカは、弁護士の万平(火野正平)にも本当の動機を語ろうとしない亜乃音を救うために、未だ行方が分からない理市(瑛太)を探すことを決意する…。
前回、治療を拒否する彦星のことを思うあまり、「あなたのことが重荷になってきた」と嘘をついたハリカ。鑑別所のハリカ宛に届いた彦星からの手紙には、考え直して治療を受けることを決意したという言葉が。そして少年院に移送されたハリカの元に彦星が面会に訪れる。二人は最終回にしてついに、真正面から顔を合わせて話をすることに。この展開に視聴者からは「これは泣くしかない…」「2人は2人で幸せになってほしい」などの意見がSNS上に殺到。面会シーンの最後に、二人の手が引き寄せられ一瞬だけ触れ合う場面が映し出されると「感涙…」「この面会シーンをもっと見ていたい」などの声も寄せられていた。
余命いくばくもない舵と、彼のそばで最期を看取ることを決意した青葉の悲恋にも視聴者からの大きな反響が。青葉の膝枕で気丈に振る舞いながらも最期を迎えようとする舵の姿に視聴者からは「この演技の心地よさに感動」「号泣…」「この二人の物語だけでも珠玉のラブストーリー」などのツイートが投稿されていた。
偽札作りに引き寄せられた他人同士から奇妙な共同生活へ発展。それぞれの過去を思いやりながら家族のような絆を深めていく…。この異色な家族ドラマをまとめ上げた坂元裕二の脚本について「衝撃的だったけどそれと同時に好きな人に頭を撫でられるような優しさもあった」「日常生活の何気ない会話で家族になっていく過程がわかるのがすごかった」「本当の家族じゃないけど、本当の家族よりいいなと思った」「優しい最終回で見終わった後穏やかな気持ちになった」などの感想も寄せられた。