<アカデミー賞>『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロンが監督賞

日本時間25日、第91回アカデミー賞授賞式がアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催され、最多10ノミネートを獲得したNetflixオリジナル映画『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロン監督が、2度目の監督賞に輝いた。
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劇場未公開のネット配信長編映画の監督が同賞を受賞するのは、史上初めてとなる。メキシコ出身のキュアロン監督は2014年の女優サンドラ・ブロック主演SF『ゼロ・グラビティ』で、初の監督賞候補に挙がり初受賞を果たしている。それ以前は2001年作『天国の口、終わりの楽園。』で脚本賞、2006年作『トゥモロー・ワールド』で脚色賞と編集賞にノミネートされた。
全編モノクロ映像の『ROMA/ローマ』は、1970年代初期のメキシコが舞台。中流家庭の家族に訪れる激動の1年を、その一家に仕える若い住み込みの家政婦クレオの視点で描く。
<第91回アカデミー賞監督賞:候補一覧(★が受賞者)>
■監督賞
スパイク・リー『ブラック・クランズマン』
パヴェウ・パヴリコフスキ『COLD WAR あの歌、2つの心』
ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』
★アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
アダム・マッケイ『バイス』