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中村ゆり、『パーフェクトワールド』恋敵役は「いい意味で嫌われたら」

エンタメ

『パーフェクトワールド』第4話場面写真
『パーフェクトワールド』第4話場面写真(C)カンテレ

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 俳優の松坂桃李が主演するドラマ『パーフェクトワールド』(カンテレ・フジテレビ系/毎週火曜21時)で、松坂演じる体の不自由な主人公・樹のヘルパー(元看護師)・長沢葵役を演じているのが、女優の中村ゆり。樹をめぐりヒロイン・つぐみ(山本美月)の恋敵となる役どころだが、「ドラマのスパイスとして受け取っていただき“いい意味で嫌われたらいいかな”と思います」と笑顔で話す。

【写真】主人公のヘルパー役を演じる中村ゆり『パーフェクトワールド』第4話フォトギャラリー

 本作は、不慮の事故で車いす生活を送ることになり、生涯一人で生きていくと決めていた建築士・鮎川樹(松坂)が、高校の同級生・川奈つぐみ(山本)と再会し、心を通わせていくラブストーリー。先週放送の第3話では回想シーンとして、自殺しようとする樹を葵が止めた場面が描かれ、SNS上でも「ただ優しいだけよりも長沢さんのようなキツめの看護師って必要だ」「長沢さん、ただの悪役じゃないのね。つぐみにきつく当たった後に後悔しているのは意外」といったコメントが寄せられた。

 中村は葵のキャラクターについて、「自分の解釈としては、葵は葵なりの仕事に対するプライドがあったり、一番現実を見てきた立場ならではの正義があったりするなとは思いながらも“結構なことするな”という印象です(笑)」と話した上で、「共感とまではいかないかもしれませんが、働く女性としてプロに徹しているところは理解できます。人の生死や挫折、再生などを間近に感じるとても大変なお仕事ですし、強くなければ持てない慈愛もあれば、きれいごとではすまされないストレスもあるだろうと思います」と分析する。

 役について意識している点については「ラブストーリーに必要な、“ちょっと邪魔するポジション”も見せつつも、葵の中での“好き”という気持ちも大事にしています。また、つぐみにひどいことを言っている自分に対しての、恥ずかしさや悲しさもあるでしょうから、ただのキャラクターにならないようにしたいと思います」と意気込む。

 第1話の終わりで樹にボディータッチをする場面では「少し抵抗があったのですが、実際、看護師の方にお話を伺ったときに“患者さんを安心させるために触ることもある”ということを教えてもらって、ふに落ちたのを覚えています。そういった現場の方の声も意識したいと思いますね」とプロ意識の高さをのぞかせた。

 最後に中村は「本当に美しい2人のラブストーリーだから、なるべくかき乱したくないんです。でも、葵は大いにかき乱していくので、“不器用な人なんだ”と、面白がって見守ってあげてください」と視聴者に呼びかけている。

 ドラマ『パーフェクトワールド』第4話はカンテレ・フジテレビ系にて今夜5月14日21時放送。

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