『天気の子』にインドファン熱狂 新海誠監督が現地入り「shinkai!」コール響く

興行収入130億円を突破し、邦画・洋画含め本年度公開映画No.1の大ヒットとなっている新海誠監督最新作『天気の子』のインドプレミアが開催され、新海誠監督が現地入り。会場には「shinkai!」コールが響き渡った。
【写真】『天気の子』インドプレミア熱狂の様子&タージ・マハル前で記念撮影する新海誠監督&パンチョーリ君と握手も
公開前から140の国と地域での配給が決定し、トロント国際映画祭への正式出品、さらに米アカデミー賞の日本代表に選出されるなど、世界中から大きな注目と期待を集める本作。この度、世界一の映画大国・インドで『天気の子』インドプレミア上映を実施し、新海監督が現地入りした。
『天気の子』は、ムンバイ、デリーをはじめとするインド全国30都市で、10月11日から公開されることが決定。実は、インドで日本映画が一般公開されるのは異例で、今まで公開されたのは『万引き家族』『ドラゴンボール超 ブロリー』の2作品のみ。『天気の子』は、日本のオリジナルアニメ映画として初の一般公開となる。今回のインドプレミアについても、インドで映画『君の名は。』が人気を博し、インターネット上でインド公開を求めるファンの署名が5万人以上集まったことに答える形で実施が決定。他国映画の劇場公開が難しいのが特徴のひとつでもあるインドで、一般公開に合わせてインドプレミアを実施する日本映画は『天気の子』が初めてという異例づくしのイベントとなった。
インドの首都・ニューデリーで1番人気のショッピングモールにある劇場「サケットセレクトシティウォークPVRcinema」で行なわれたプレミア上映では、劇場内の複数スクリーンでインドファン合計約1000人が鑑賞。「shinkai! shinkai!」というコールが響き、異様な熱気が場内を包み込む中登場した新海監督は、ファンたちの大喝采と歓迎の拍手で迎えられた。
新海監督は「皆さんの署名活動のおかげでインドに来ることが出来て、心から幸せです。本当にありがとう。インドという日本からとても離れた国で、文化も異なり、様々な価値観を持つ皆さんに、『天気の子』をどんなふうに楽しんでいただけるのか、心から楽しみにして来ました。皆さんの心の中に、少しでもこの映画が何かを残すことが出来たら、とても幸せに思います。どうか映画を楽しんでください」とファンへ語った。
翌日にはインド公開を求める署名活動を始めた現地の男子高校生・パンチョーリ君と新海監督が対面。新海監督は「署名活動をしてくれて本当にありがとう!」と感謝を伝え、『天気の子』の感想や、将来の夢など監督がパンチョーリ君を質問責めに。最後は、いつか東京で再会し、監督自ら映画の舞台を案内することを約束した。
映画『天気の子』は公開中。