マーク・ラファロ、エミー賞主演男優賞受賞！『ある家族の肖像』撮影を振り返る特別映像

海外ドラマ

公開日：2020/10/1 18:00

ドラマ『ある家族の肖像／アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』メイキング写真（C） 2020 Home Box Office， Inc． All Rights Reserved． HBO（R） and related channels and service marks are the property of Home Box Office， Inc．

マーク・ラファロ、エミー賞主演男優賞受賞！『ある家族の肖像』撮影を振り返る特別映像の

【写真】マーク・ラファロが一人二役で双子の兄弟を熱演！『ある家族の肖像』場面写真

　ウォーリー・ラムの同名ベストセラー小説を、映画『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランスが製作総指揮・監督・脚本を務めてドラマ化した本作。精神疾患を患う双子の兄を一人で支える主人公が、過去のさまざまなトラウマや、新たに明かされる衝撃的な家族の秘密など数々の困難に直面しながらも、人生を立て直そうと努力し葛藤する姿を描く。

　『アベンジャーズ』のハルク役で知られ、本作では主演・製作総指揮を務めるマークが双子の兄弟を一人二役で見事に演じ分け、先日9月21日（月・日本時間）に開催された第72回エミー賞でリミテッド・シリーズ／テレビムービー部門の主演男優賞に輝いた。

　妄想型統合失調症を患う双子の兄トーマスの世話を、病床の母に誓った主人公ドミニク。彼の元に、トーマスが図書館で騒ぎを起こし病院に運ばれたという知らせが届く。その後、退院し施設に戻るはずだった兄が連れて行かれたのは悪名高い収容所だった。ドミニクはトーマスを必死に助け出そうとする。果たして、生涯を兄に捧げてきたドミニクに幸せは訪れるのか。そして、母が遺した祖父の自伝で明かされる家族の秘密とは…。

　今回解禁されたのは、全話鑑賞した人向けの、マークを始めとするキャストと、シアンフランス監督が撮影を振り返る特別映像（一部ネタバレ有り）。シアンフランス監督は本作のテーマについて「私の普遍のテーマである“家族の宿命”を描いた。それに抗おうとする家族のドラマだ」とコメント。

　一卵性の双子である弟ドミニクと兄トーマスの一人二役を熱演したラファロは「あるアメリカ人一家の濃密な物語だ。血の因縁とトラウマを描いている。家族は物語の宝庫だ。これは世界共通だろう。ほかのどこよりも家で成長し傷つき、人としての在り方を学ぶ場所だ」と本作のテーマとなる“家族”について語る。

　また、ドミニクの前妻デッサを演じた女優のキャスリン・ハーンは、離婚後再会するようになった2人が過去に起きた辛い出来事について慰め合い、心許し始めるというシーンを振り返り、「あのシーンは俳優人生の宝物よ。台本には何も書かれていなくて、アドリブでやることになったの。カフェで向かい合ってマークが言ったセリフを聞いて胸を打たれたわ」と、アドリブによって生まれたラファロとの感動的なシーンを回想した。

　最後にラファロは、ドミニク役の演技について「トーマスの清らかな魂がドミニクに乗り移ったみたいだ」と表現。そして「物語の最後に真実に気づくんだ。愛は許しから育つ。人間同士のつながりの中に神は宿る」と悲劇が続きながらもラストでは希望を感じさせる本作が持つメッセージについて語った。

　ドラマ『ある家族の肖像／アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』はAmazon Prime Videoチャンネルの「スターチャンネルEX ‐DRAMA ＆ CLASSICS‐」にて配信中（字幕版／全6話）。