＜東京2020＞オリンピック選手のヘアスタイルにも注目！
セレブ＆ゴシップ
連日熱戦が繰り広げられ、感動を呼んでいる東京オリンピック。競技の行方とともに注目したいのが、世界中から集まったアスリートたちのヘアスタイルだ。愛国心や競技にかける思い、LGBTQIA＋コミュニティへのメッセージなど、どれも力強い。
【写真】＜東京2020＞オリンピック選手のヘアスタイルにも注目！
セーリング男子RSX級で金メダルを獲得したオランダ代表のキラン・バドルーは、アニメ『アバター 伝説の少年アン』の主人公アンにオマージュを捧げたブルーの矢印型のモヒカンヘアで競技に参加。彼は開会式当日に、インスタグラムにてこのヘアを披露し、「この髪型は唯一無二のウィンドマスターをトリビュートしたものです。アバターで気の民の最後の生き残り。この素晴らしい戦士の魂が、今週の航海で風を味方につける力を与えてくれることを祈っています。いつの日か、僕自身が風のマスター、真のエアベンダーとなれるよう夢見ています」とコメントしている。
一方、ヘアカラーで自国をアピールしたのは、柔道女子78キロ超級フランス代表のロマンヌ・ディコだ。ドレッドヘアを白と赤、青に染め、ヘアスタイルで国旗を表現した。
日本勢も負けていない。開会式で聖火台に点火したテニス女子シングルス代表の大坂なおみは、赤と白の日の丸カラーを編み込んだドレッドヘアに、日の丸をあしらった特別仕様のユニホームで試合に臨み、話題をさらった。また、バスケットボール 3x3女子の馬瓜ステファニーは、青、黄、黒、緑、赤色の五輪カラーで試合に挑んだ。
カラフルさで言うと、陸上女子1500メートルのカナダ代表ガブリエラ・ドビュースタフォードにも注目。クイアであることを公言している彼女は、レインボーカラーに染め上げたヘアで大会に参加。インスタグラムでも「ヘアは自己表現の素晴らしい手段よ。異なるスタイルや明るい色を自由に探求することで、私は完全に本物の自分であることを感じるの」とポジティブなメッセージを発信している。
見事銀メダルを獲得した女子砲丸投げのアメリカ代表レーベン・ソーンダースは、緑と紫をセンターで分けた迫力のヘアと共に、アメコミモチーフのド派手なマスク姿も話題に。表彰台に立った彼女はメダルを授与された後、腕を高く挙げXの形を作った。これは、「抑圧された者たちが集まる交差点」を意味しているそう（ただし、国際オリンピック委員会は表彰台での政治的抗議を禁止しているため、処分を受ける可能性があるという）。彼女は、アフリカ系で、同性愛者であること、そしてうつ症状についても広く公言してきた。メダル獲得後インスタグラムに投稿したショットには、力強く拳を握り、雄たけびを挙げる彼女の写真が。「このために全てを捧げた。もしあなたが黒人なら、LGBTQIA＋なら、精神的に苦しんでいるなら、これをあなたに捧げます」と力強いメッセージを投稿している。
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