ONE OK ROCK Taka、初の無観客世界同時配信ライブの裏側に密着 インタビュー公開
現在配信中の、ロックバンド「ONE OK ROCK」が2020年10月11日に開催したオンライン・ライブの裏側を収めたNetflixドキュメンタリー映画『Flip a Coin ‐ONE OK ROCK Documentary‐』。このたび、ボーカル・Takaが本作について語るインタビュー動画が公開された。
【写真】『Flip a Coin ‐ONE OK ROCK Documentary‐』場面写真
2005年に結成し、骨太かつ繊細な、スケールの大きいロックサウンドとアグレッシブなライブパフォーマンスを見せてきたONE OK ROCK。メンバーはボーカル・Taka、ギター・Toru、ベース・Ryota、ドラム・Tomoyaの4人。海外レーベルとも契約しワールドツアーを成功させるなど、世界を舞台に挑戦を続けている。
本作は、世界で11万人が同時視聴した、ONE OK ROCKにとって初となる無観客世界同時配信ライブ「Field of Wonder」開催までの3ヵ月間、メンバーに密着したドキュメンタリー。プロジェクトの舞台裏やONE OK ROCKの歴史、メンバーの音楽やバンド活動に対する想い、さらにコロナ禍におけるそれぞれのプライベートにまで迫る。
インタビューで、Takaは「今回のコロナ禍って、世界中の人々が同じ時期に同じ想いを抱いたと思うんですよね。そんなことって今までなかったじゃないですか。僕ら自身、活動はストップしてしまいましたし、もちろんいろんなものを失ってしまったので、悲しい気持ちでいっぱいになった瞬間もありましたけど、(このドキュメンタリーでは)そういう状況の中でも、僕らはこういう風に前を向いて、未来に向かって、また走り出そうとしているよってことを伝えたかったし、記録しておきたかった。僕らはこの時期に感じたことを絶対に忘れたくないし、同じようにみんなにもこの経験を忘れてほしくないなって思ったんです」と本作に込めた想いを語る。
オンライン・ライブについては「もう、やりたくないですね(笑)」と苦笑いし、「やっぱり、ポジティブな強い気持ちを目の前の人に届けるってことが、自分がエンターテイナーとして、死ぬまでの間にできる最大のことだと思うんですよね。僕らの想いを受け取った人たちが『生きたい』とか『頑張りたい』って思ってくれることが、自分のそんなに大したこと無い人生の中で唯一誇れるものになるのかなって思うから。オンライン・ライブでもそういう『責任感』を持ちながら、やろうっていうことは考えていました」と振り返る。
本作はまた、バンドの過去の秘蔵映像や写真などもふんだんに使われ、ONE OK ROCKをより深く知ることができる「入門編」にもなっている。現在のバンドの立ち位置について、Takaは「自分たちが世界でどこまで認知されているのかっていうことは、なかなかわかりづらいところではあるんですけど、それでも肌感としてちょっとずつ何かが変わり始めているなっていうのはあって」と明かし、「ONE OK ROCKのことを新しく知ってくれたファンの人たちが、Netflixでこのドキュメンタリーを観て、理解を深めてくれることはすごく僕らの今後の活動にとってもいいことなんじゃないかなと思ってます」と語っている。
Netflixドキュメンタリー映画『Flip a Coin ‐ONE OK ROCK Documentary‐』は全世界独占配信中。