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山本中学『左様なら今晩は』実写映画化決定 幽霊×サラリーマンの同居生活描くラブコメ

映画

実写映画化決定! 『左様なら今晩は』(ヤングキングコミックス刊)書影

実写映画化決定! 『左様なら今晩は』(ヤングキングコミックス刊)書影(C)山本中学/少年画報社

 ピュアすぎる幽霊と不器用なサラリーマンの同居生活を描く山本中学(やまもとちゅうがく)のラブコメ漫画『左様なら今晩は』が、実写映画化されることが決定した。原作者の山本は「漫画とはまたちがう生々しさで観客の一人として拝見できる貴重な機会、体験をさせていただきありがとうございます」と感謝のコメントを寄せている。

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 『繋がる個体』『戯けてルネサンス』『サブスク彼女』など、現代的設定で等身大の恋愛模様をやわらかくハートフルなタッチで描き、若者を中心に共感を集める漫画家・山本中学。

 『左様なら今晩は』は、そんな山本が2019年にヤングキング17号(少年画報社)にて連載をスタートした、幽霊とサラリーマンの奇妙な同居生活を描くハートフルでちょっぴり切ないラブストーリー。連載後には大きな話題を呼び、翌年2020年には単行本も発行された。

 同棲していた恋人に別れを告げられたごく普通のサラリーマン・半澤陽平。彼の部屋に、突如幽霊・アイスケが現れる。生きている間に恋愛を経験しなかったウブでピュアなアイスケと、相手の気持ちに気づけない恋に不器用な陽平。最初はぎこちない関係の二人だったが、同じ空間で時間を過ごすうちにお互いを理解し距離を縮めていく。そんな二人の姿が微笑ましく描かれ、「幽霊」と「人間」という相入れない世界に生きる二人がたどり着く切ないラストに涙する読者も続出した。

 映画版では、原作とは少し異なるオリジナルのキャラクター設定となり、アイスケと陽平の物語がファンタジーではなく、リアルなラブストーリーとして描かれる。陽平やアイスケ役は一体誰が演じるのか、続報に注目だ。なお、1月8日発売のヤングキング2022年3号で、本作の読み切りがカムバック掲載される予定。

 原作者の山本は、今回の映画化決定について「映画化していただくことになり驚きです。自分にとって思い入れのある作品のひとつですが、単巻の過去作に客観的にまた会えるというのはとても不思議です。漫画とはまたちがう生々しさで観客の一人として拝見できる貴重な機会、体験をさせていただきありがとうございます」とコメントを寄せている。

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