『フルハウス』ダニー役ボブ・サゲットさん逝去 オルセン姉妹ら共演者から追悼コメント
人気ファミリーコメディドラマ『フルハウス』のダニー役で知られるボブ・サゲットさんが、65歳の若さで亡くなった。突然の訃報を受け、ドラマで共演したジョン・ステイモスやオルセン姉妹をはじめ、関係者から追悼コメントが寄せられている。
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Varietyによると、ボブさんは、現地時間の1月9日、スタンダップコメディのツアー中、公演のため滞在していた米フロリダ州オーランドのホテルにて亡くなっているのが発見された。死因についてはまだ明らかになっていないものの、現地警察の話では、事件性やドラッグの使用は見受けられないという。この前日には同州ジャクソンビルで公演を行っており、ツアーはこの後6月まで続く予定だった。
ボブさんは、1987年から1994年まで放送された人気ドラマ『フルハウス』で、妻を突然亡くし、義弟のジェシーと親友ジョーイとともに、3人の娘を育てるシングルファーザーのダニー・タナーを演じたことで知られる。同ドラマは莫大な人気を博し、8シーズン192話が放送され、2016年からはNetflixで続編となる『フラーハウス』が配信された。
『フルハウス』終了後は、おもしろホームビデオを紹介する『America’s Funniest Home Videos(原題)』の司会を8シーズンに渡って務めたほか、主人公テッドが自分の子どもたちに妻との出会いを語る人気ドラマ『ママと恋に落ちるまで』で、テッドの声のナレーションを務めた。また、コメディ映画やドキュメンタリー作品の監督を手掛け、カルト的人気を誇ったという。
コメディアンとしては、ダークで皮肉なユーモアで知られ、2014年の「That’s What I’m Talkin’ About(原題)」はグラミー賞のベストコメディアルバムにノミネートされている。
突然の訃報を受けて、『フルハウス』で共演したキャストらから、追悼のコメントが寄せられている。
ジェシーおいたん役のジョン・ステイモスは、ツイッターでいち早くコメントを発表。「心が砕け、打ちひしがれています。完膚なきまでにショックを受けています。彼のような友人は、もう絶対得られません。ボビー、心から愛しているよ」と悲しみを露わにした。
タナー家の末っ子ミシェルを演じた、メアリー=ケイト・オルセンとアシュレー・オルセン姉妹は、めったにメディアに姿を現さないことで知られるが、「ボブは思いやりがあって優しい、最も愛すべき男性でした。彼がもういないことに深く悲しんでいます。ですが、彼はこれまで同様に、これからも私たちのそばで優しく導いてくれることでしょう。彼のお嬢さんたちと奥様、そしてご家族に、心からお悔やみを申し上げます」と声明を発表した。
また、長女DJ・タナーを演じたキャンディス・キャメロン・ブレは「なんと言って良いかわかりません。言葉がありません。ボブは私が知る中で、最もすばらしい人物でした。心から愛しています」とツイート。ジョーイおいたん役のデイブ・クーリエもツイッターにて、「悲嘆に暮れています。ボブ、大好きだよ…絶対に忘れない」と惜しんだ。