原恵一 関連記事

  • (左から)『バースデー・ワンダーランド』初日舞台挨拶イベントに登場した麻生久美子、松岡茉優、杏

    松岡茉優、令和の目標は“原恵一監督のあてがきキャスト” 麻生久美子は肉体改造に意欲

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     女優の松岡茉優が26日都内で、映画『バースデー・ワンダーランド』(4月26日公開)の初日舞台挨拶に、杏や麻生久美子、市村正親、原恵一監督とともに登壇。笑顔を交えながら、軽快にトークを展開した。@@cutter 本作は、柏葉幸子の「地下室からのふしぎな旅」(講談社青い鳥文庫)を原作とするエンターテインメント作品。不思議な世界(ワンダーランド)の救世主として連れ出された主人公アカネ(松岡)たちの冒険を描く。  松岡は、平成最後のアニメーション映画となる本作について「クライマックスの濃度、密度がとてつもない。初めての体験をしたと思った。その時流れている涙は、子供の時から流したことがない種類の涙だと思うくらい、とてもピュアな涙だった」と話した。また叔母・チィ役の杏は「(本作は)色とりどり。名前のついている色は全部出ているのではないかというくらい。色んな景色が見られる」と紹介。  また、令和の時代にチャレンジしたいことを問われて松岡は、撮影に好きなキャストを呼ぶという原監督の話に絡めて「次は、杏さんみたいに、あてがき(編注:事前に役の担当俳優・声優などを決めて脚本を執筆すること)から『これは松岡にやってほしい!』と言われて出演することが夢」とニコリ。杏は「カメラを持って歩きたい。子供が3歳になって素早くなってきて、(スマートフォンの撮影では)ブレることが多い。カメラで撮る機会を増やしたい」と述べた。  同じ質問に対して、麻生は「肉体改造」と回答。「ちょっと体を鍛えてみたい。(世間では)そういうイメージないと思うんですけど。なったことのない体になってみたい」と告白。松岡が「ムキムキ、メリハリボディですか?」と尋ねると「ムキムキまではいかないけど…ちょっと欲しい(笑)」と意欲を見せた。  イベント後半には、本作のイメージソング・挿入歌「Wonderland」を担当するシンガーソングライターのmiletが登場し、同曲を生歌で初披露。会場を盛り上げた。  さらに、誕生日前日に冒険に旅立つ本作のアカネにちなんで、特製バースデーケーキで公開を祝福。松岡は、ロウソクを模したフェイクキャンドルを吹き消すポーズを取ることになり、「恥ずかしいかも、これ(笑)!可愛い子ぶりますけど、無視してください!」と照れ笑いを浮かべながら同ポーズを取っていた。 @@insert1

  • 『バースデー・ワンダーランド』公開直前イベントに登壇した(左から)樋口真嗣監督、原恵一監督、イリヤ・クブシノブ氏

    『バースデー・ワンダーランド』原恵一監督、キャラクターデザインは一目ぼれ!

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     映画『バースデー・ワンダーランド』公開直前イベントが4月23日に都内で行われ、本作のメガホンを取った原恵一監督、キャラクターデザインを手がけたロシア人アーティストのイリヤ・クブシノブ氏、ゲストの樋口真嗣監督が出席した。@@cutter 本作は、子どもから大人まで幅広い世代に愛され続けている、柏葉幸子の「地下室からのふしぎな旅」(講談社青い鳥文庫)を、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『河童のクゥと夏休み』などの原監督が手掛けたファンタジーアニメ。ある日突然「幸せ色のワンダーランド」へ救世主として連れられた少女・アカネが、危機に瀕した“ワンダーランド”を救うべく冒険する姿を描く。  『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』の鑑賞がきっかけで原監督のファンになったという樋口監督は、本作の印象を「原さん攻めてるなと。物語も冒険ものだけど、それ以上に原さんが冒険しているなと」と語り、「見た事のない要素をぶっこんでいるというか。今まであまりそういう方に踏み込んでいなかったのか避けていたのかは分からないですけど、これをやろうと思ったのはすごい」と感嘆。  原監督いわく「ファンタジーというのはあまり興味がない分野」だったそうで、「仕事としてエンターテインメントのファンタジー作品というのが最初にあり、じゃあ僕なりに攻めて攻めて攻めまくった作品にしようと思っていました」と述懐。キャラクターデザインを手掛けたイリヤ氏については「なかなかこの人というのが見つからない時にたまたま入った書店で画集を見て、これだと思ってすぐにコンタクトを取りました。その時に画集が出たばかりの時期だったので、速攻で捕まえないとと思って」と一目ぼれだった事を振り返った。  そんなイリヤ氏は当時日本に住んでいたそうで、「日本語学校に2年くらい通って、卒業しようという時にアニメーションを作りましょうと提案が来まして」と話し、原監督との仕事には「自分のイメージを伝わりやすい言葉や写真、イラストで見せてくれたので、すぐに分かりました」と紹介。  この日の会話はすべて通訳なしの日本語で交わされており、原監督は「(イリヤ氏は)仕事を始めた頃はこんなに日本語をしゃべれなかったです。コミュニケーションは僕は僕でつたない英語、イリヤはイリヤでそれを一生懸命日本語で答えるというやり方でした」と振り返った。  また、作品エピソードではアカネの猫耳が描かれた経緯も紹介。原監督は「僕は絶対やらないつもりでした。そうしたら、イリヤが絶対やりましょうと。若い現場のスタッフも『いいっすよ!』と言って、イリヤも勝手に猫耳のアカネを描いてきたので、ここまでやりたいなら分かったよ、と」。イリヤ氏をはじめ若いスタッフの熱意に押されて実現した事を振り返っていた。(取材・文:中村好伸)  映画『バースデー・ワンダーランド』は4月26日(金)より全国公開。

  • 『バースデー・ワンダーランド』場面写真

    『バースデー・ワンダーランド』本編シーン満載のmilet「Wonderland」MV解禁

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     女優の松岡茉優が声優初主演を務めるアニメーション映画『バースデー・ワンダーランド』より、シンガーソングライターのmilet(ミレイ)が歌う、本作の挿入歌・イメージソング「Wonderland」のミュージックビデオが解禁。主人公の気持ちに寄り添った歌詞と力強いメロディが印象的な、本編シーン満載の映像となっている。@@cutter 本作は、“大人が泣けるアニメーションの巨匠“と言われる原恵一監督の最新作。自分に自信がない主人公・アカネ(松岡)が、幸せな色に満ちた「ワンダーランド」を救おうと奮闘する姿を描く本作。今回解禁されたミュージックビデオでは、miletが書き下ろし、ハスキーボイスで歌い上げる壮大な楽曲に乗せて、アカネが険しい山道や危険な吊り橋を渡ったり、激しい砂嵐に見舞われたり、さまざまな困難を乗り越えるうちに少しずつ変わっていく姿が描かれている。  原監督も共同で歌詞制作に携わった楽曲「Wonderland」で、歌詞とメロディを制作したmiletは、今年放送された竹内結子主演ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ)のオープニング・テーマや、松本穂香主演ドラマ『JOKER×FACE』(フジテレビ)の主題歌とエンディング・テーマも手掛けた新人歌手。miletは、自分に自信がなく「できっこない!」が口癖のアカネが、ワンダーランドに大冒険に行くことで成長していく姿を「響けよ声を前へ」や「もう一人じゃないんだ、行こう」という歌詞に込めたという。  また、元々アニメーションが大好きで、原監督のことを“誰よりも敬愛するアニメーション監督”と明かしているmiletは、完成作を観て号泣してしまったそう。「この映画はアカネと同世代の子たちも楽しめると思いますし、何より全ての人が楽しめると思います。映画を観る前と観た後ではきっと平凡に、普通に見えていた世界や出来事や感情だったりが、些細なことでも面白く美しくいつもと違う風に見えるんじゃないかな、と思わせてくれる映画です」と本作への思いを熱く語った。  そんなソングライティングの才能とハスキーな歌声に惹かれてmiletを抜擢した原監督は「miletさんのデモを聞いたとき、僕がはじめて挑戦しているファンタジー映画の世界観を広げてくれる歌声とメロディに心を鷲掴みにされて瞬間的にこれだ! と思いました」と述懐。続けて「メロディも歌詞も壮大で非常に素晴らしい。壮大な歌詞のなかにも、主人公の少女の気持ちを表現してくれたそうで、miletさんにはこんな風に映ったのだなと、興味深く読みました。私が表現したい世界観にまさにぴったり来ました」と明かしている。  映画『バースデー・ワンダーランド』は4月26日より全国公開。

  • 『バースデー・ワンダーランド』場面写真

    『バースデー・ワンダーランド』原恵一監督が自分の殻を破った3つの初挑戦

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     “大人が泣けるアニメーションの巨匠“と言われる原恵一監督の最新作にして、女優の松岡茉優が声優初主演を務めるアニメ映画『バースデー・ワンダーランド』について、原監督が自身の殻を破って行った“3つの初挑戦”を語った。@@cutter■(1)現代の女の子が主人公だということ @@insert2  本作の主人公は自分に自信がない女の子アカネ。アカネはスマホが普及した現代で、友達付き合いに悩み、誰かの意見に流されてしまうような内気な子だ。監督の作品では、『クレヨンしんちゃん』シリーズや『河童のクゥと夏休み』など男の子を主人公にすることが多く、現代の女の子を主人公にすることは初めてのこと。  原監督は「友達グループやクラスでの自分の立ち位置とかを考えすぎてしまうのが現代の女の子だと思います。だからアカネもそういう普通の女の子にしました。アカネは友達が仲間外れにされそうになっても助ける勇気が出なかったり、自分がハブられるのが怖かったりしますが、実際にそういう女の子は多いはず。ワンダーランドの冒険を通じて少しでも成長し、アカネの中で何かが変わるということを描きたかったんです」と、現代の女の子を主人公にした理由を明かしている。 ■(2)海外を参考に世界観を作ったこと @@insert1  『カラフル』で東京都の二子玉川や世田谷区の等々力、『河童のクゥと夏休み』で東久留米市など、原監督は過去作品において実在する日本の都市を劇中の舞台にすることが多かった。  しかし、本作では初めてアメリカやヨーロッパなど海外の絶景をモデルにしたという。アカネが冒険するワンダーランドの世界は、カラフルで見たことがない不思議な動物や景色に溢れている場所だが、岩でできた洞窟住居が“異世界”と言われるイタリアのマテーラ、オレンジ色の波が流れるように美しく“奇跡の絶景”と呼ばれるアメリカのウェーブ、何色もの層でできた“SNS時代の新名所”と注目されるペルーのレインボーマウンテン、そして青い美しい水が流れる静岡県の“パワースポット”である柿田川がそのモデルとなった。  原監督は「本作では、日本人になじみのない場所を取り入れ、カラフルなワンダーランドの世界を作りたいと思いました。ビジュアルを担当したイリヤ・クブシノブもロシア出身ということもあり、建物や風景には東ヨーロッパの要素を意識しました」と語る。加えて、「アカネがいる世界は二子玉川をモデルにしているので、ワンダーランドの世界との対比で、よりファンタジーな世界観ができたと思います」と、自身の試みに胸を張っている。@@separator■(3)本格的なファンタジー映画に挑んだこと  原監督は『河童のクゥと夏休み』『カラフル』『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』など、これまでの作品で普段の日常を切り取って描いており、誰も見たことがない世界を舞台にしたファンタジーは初となる。  「本格的なファンタジー映画は初めてでしたが、人が作るファンタジー映画に興味はないです。ただ、安易なファンタジー映画が蔓延しているし、僕は自分自身の越えられない高い山を越える作品を作りたい。お客さんを見ている間ずっと釘付けにしたい、見終わった時にお客さんを圧倒させたいという思いで制作しました」と、本作への熱い思いを吐露した原監督。。  『クレヨンしんちゃん』シリーズをはじめ、大人の心に響くアニメーション作品を世に送り出してきた原監督だが、「今までやってこなかったことに挑戦した作品。傲慢ではなく、見る人をずっと釘付けにする“レッテルを貼られない映画”ができたと思う」と自信たっぷりにコメントしている。  映画『バースデー・ワンダーランド』は4月26日より全国公開。

  • (左から)『バースデー・ワンダーランド』ジャパンプレミアイベントに登場した杏、松岡茉優

    松岡茉優、津川雅彦さんとの共演を回想「震えちゃって」

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     女優の松岡茉優が、杏、市村正親、東山奈央、原恵一監督と共に、18日に都内で開催された映画『バースデー・ワンダーランド』のジャパンプレミアに出席。松岡と杏は、一歩踏み出すときに大切にしていることをそれぞれ明かした。@@cutter 自分に自信がない主人公・アカネ(松岡)が、幸せな色に満ちた「ワンダーランド」を救おうと奮闘する姿を描く本作。本作で原監督と二度目のタッグを組んだ松岡は、物語に絡めて、一歩踏み出さなければならない時にどんなことを大切にしているか問われると、「緊張しているんじゃなくて、興奮しているんだと思い変える」と回答。  これは、昨年亡くなった津川雅彦さんと初めて一対一で芝居をした時に気づいたという。松岡は「私からしたら、先輩どころじゃない人だし、しかも私が2~3ページ喋らなきゃいけなくて。津川さんが受けてくださるシーンだったから、震えちゃって舌も回らなくなっちゃって、寒いし。そんな時に『でも、これは興奮だって思えばいい!』って思ったのが最初ですかね」と笑顔で振り返った。  同じ質問を受けた杏は「やる前に予想していることよりも、やった後にぶつかる問題って、いつも違うような気がするので。まあ、とりあえずやってみる。とりあえずぶつかってみる、飛び込んでみるっていうのは、一つの方法なのかな」と発言。  これは10代の頃、モデルとして海外のファッションショーに出演した時に感じたそうで「いろいろ考えてたら、怖くて行けなくなっちゃったかもしれないんですけど、とりあえず行ってみようという気持ちで。とりあえず身を投げてみる。そこの世界にっていう感じで。でも、そこでしか得られないものとか、行ってよかったなって思うことはたくさんあった」と頬を緩めた。  当日は、黒のシャツワンピースを着用していた松岡が、一瞬にしてカラフルなドレスに早着替えを行う“ワンダーな”イリュージョンを行うシーンがあったほか、一同が「なくしたくなかったのになくしてしまった宝物」を発表する一幕もあった。  映画『バースデー・ワンダーランド』は4月26日公開。

  • 『バースデー・ワンダーランド』ポスタービジュアル解禁!

    原恵一監督『バースデー・ワンダーランド』、“クレしん”声優が大人泣きに太鼓判

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     『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』を手掛けた原恵一監督による最新作『バースデー・ワンダーランド』。原監督と27年来の付き合いで、“大人が泣けるしんちゃん”を作り上げてきた声優・藤原啓治と矢島晶子から、本作について“大人泣き”に太鼓判を押すコメントが到着した。@@cutter “大人が泣けるアニメーションの巨匠”原監督による本作の主人公は、自分に自信がない女の子・アカネ。そんな彼女の誕生日前日、謎めいた大錬金術師・ヒポクラテスとその弟子・ピポが現れ、アカネに「私たちの世界を救って欲しいのです!」と必死に請う。そしてアカネは、幸せな色に満ちた<ワンダーランド>に連れられる。世界を守る救世主にされたアカネが大冒険の果てに下した、人生を変える決断とは?一生に一度きりの、スペシャルでワンダーな誕生日が始まる。  原監督の『クレヨンしんちゃん』シリーズでは、ひろし役、しんのすけ役としてタッグを組んできた藤原と矢島。そのほか、原監督と数々の作品でタッグを組んできた2人は、『バースデー・ワンダーランド』にも出演する。  矢島は「原監督は“泣かせよう”とする演出はされていないと思います。演技でもそうですが“泣かせよう”と意図すると、かえって伝わらなくなってしまうので。本作でも原監督が魅力に感じる物語やキャラクターを私たちに見せてくれているだけなのに、その結果涙が流れるなんて本当に素敵なことですよね」と魅力を語る。  一方、藤原は「『オトナ帝国の逆襲』の時もでしたが、泣かせようと意図しているわけではないのに、それでも"泣けるアニメーションの名手"と言われているのは、監督の目線の優しさのおかげかなと思います。本作はこれまでの作品と同じで指示が的確で、監督のやりたいことが見えているように感じました」と本作の裏話も明かしている。  また今回、本作のポスタービジュアルが解禁。主人公であり、自分に素直になれない普通の女の子・アカネが、まっすぐにこちらを見つめる姿が描かれている。失くしていた“ 宝物”を見つける大冒険から始まる、本作の大きな感動を予感させる仕上がりだ。  映画『バースデー・ワンダーランド』は4月26日公開。

  • 『バースデー・ワンダーランド』メインカット

    『バースデー・ワンダーランド』杏&麻生久美子ら声優出演 予告解禁

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     女優の松岡茉優が声優で初主演を務めるアニメ映画『バースデー・ワンダーランド』に、俳優の市村正親や女優の杏、麻生久美子が声優として共演することが発表された。同時に、不思議な動物や景色にあふれたワンダーランドを映し出す予告編も解禁された。@@cutter 本作は、柏葉幸子の『地下室からのふしぎな旅』(講談社青い鳥文庫)を原恵一監督がアニメ化。自分に自信がない主人公・アカネ(松岡)が“幸せな色に満ちたワンダーランド”に連れて行かれ、冒険を繰り広げる姿を描く。  誕生日の前日。アカネの目の前に突然現れたのは、謎めいた大錬金術師のヒポクラテスとその弟子ピポ。2人から「私たちの世界を救って欲しいのです!」と請われたアカネは、骨董屋の地下室の扉の先からつながるワンダーランドに無理やり連れて行かれる。不思議な動物や人が住むその世界から色が消えてしまう危機を救う救世主にされたアカネは、大冒険の果てに人生を変える決断を下す…。  杏は、アカネと一緒に冒険に出る叔母チィの声を演じる。チィのキャラクターは杏への当て書きで作り出されたといい、杏は「童心を失わず、好奇心を持ち続けるキャラクターなので見習いたいと思いましたし、今後アカネが人生を歩んでいく上で、大切な存在になっていくのかなと思いました」と話す。  市村は大錬金術師ヒポクラテスの役。「学識のあるキャラクターなので、インテリではない僕が演じるのは難しかったですが(笑)」としつつ、「僕にとってのワンダーランドは家の納屋でした」と振り返り、「このワンダーランドを見た時は、僕がかつてワクワクしたワンダーランドとはまた少し違ったワクワクをくれるカラフルな場所なんだろうなと思いました」と語る。  麻生は、アカネの母ミドリの役。「アカネが冒険に出るきっかけをつくり、冒険を通して成長するアカネを優しく見守る母親役ということもあり、アカネに感情移入して、こみ上げてくるものがありました。今回で原監督の作品に出演させていただくのは3回目になりますが、生々しいリアルな感情を引き出して貰えるので毎回とてもいい刺激を受けています」としている。  またほかにも、声優の東山奈央や、藤原啓治と矢島晶子の『クレヨンしんちゃん』シリーズの2人も参戦。挿入歌・イメージソングは、シンガーソングライター・milet(ミレイ)が担当する。  予告編には、大きなピンクの鳥や毛量がすごいまん丸のモフモフの羊、崖の上に浮いている斜めの家、巨大な驚き顔の金魚やコイなど、美しい色に満ちた不思議なワンダーランドの風景が描き出されている。  映画『バースデー・ワンダーランド』は4月26日全国公開。

  • 『バースデー・ワンダーランド』アカネ役の松岡茉優

    松岡茉優、原恵一監督最新作『バースデー・ワンダーランド』に主演 特報解禁

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     女優の松岡茉優が声優で初主演を務める、原恵一監督の最新作『バースデー・ワンダーランド』の公開日が4月26日に決定し、併せて特報映像が解禁となった。特報映像は、原監督がイマジネーションを発揮して作り上げたカラフルで美しい映像世界の一端を垣間見ることができるものとなっている。@@cutter 本作は、累計発行部数50万部を突破したベストセラー『地下室からのふしぎな旅』(柏葉幸子著/講談社青い鳥文庫)が原作のアニメーション映画。自分に自信がない主人公・アカネ(松岡)が、突然現れた大錬金術師とその弟子によって、“幸せな色に満ちたワンダーランド”に連れて行かれ、冒険を繰り広げる姿を描く。キャラクター/ビジュアルアーティストを、原監督の抜てきにより、ロシア出身のイラストレーター、イリヤ・クブシノブが務める。  誕生日の前日。アカネの目の前に突然現れたのは、謎めいた大錬金術師のヒポクラテスとその弟子ピポ。2人から「私たちの世界を救って欲しいのです!」と請われたアカネは、骨董屋の地下室の扉の先から繋がる“幸せな色に満ちたワンダーランド”に無理矢理連れて行かれる。ふしぎな動物や人が住むその世界から色が消えてしまう危機を救う救世主にされたアカネは、大冒険の果てに人生を変える決断を下す…。  解禁された特報映像は、誕生日の前日、アカネが強引に地下室から続くワンダーランドに連れ出される場面からスタート。カラフルで見たこともない世界が展開し、ヒポクラテスとその弟子ピポから「私たちの世界を救って欲しいのです」と請われて戸惑うアカネ。次いで、アカネが世界を救うため、さまざまな人や動物たちと出会いながら冒険を繰り広げる姿が美しく幻想的な映像でつづられていく。最後は、花を手にしたアカネが部屋をのぞき込む姿に、「わたしが、救世主?」という言葉が重なった映像で幕を閉じる。  アカネ役の松岡は「声のお仕事は、力むし、とても心配だし、お邪魔しますという気持ちが強いですが、『アカネ』というキャラクターへの愛情が原さんからビシビシと伝わってきたので、その気持ちに応えたい、原さんの思っている世界に少しでも近づきたいと思って演じました」とアフレコを振り返る。そして「アカネは戸惑いながらも、冒険での人や動物との出会いを通して成長していきます。この作品は勇気を出して少し視点を変えてみると思いがけない世界が広がるかもしれない、ということを教えてくれると思います」と作品をアピールした。  一方、アカネ役をオーディションで選んだ原監督は「僕が相手役になって(松岡と)即興でのやりとりをしたのがとても楽しかった。本番のアフレコも、自信のないアカネが少しずつ自分の意思で動き出す変化を見事に演じてくれました。観客のみなさんに“松岡アカネ”を早く見てもらいたいです」と松岡の本作での演技に太鼓判を押した。  映画『バースデー・ワンダーランド』は4月26日全国公開。

  • 「第30回東京国際映画祭ラインナップ発表会見」の様子

    瀬々敬久監督、AV女優を演じた出演女優に謝罪「映画が現実になってしまった」

    映画

     『64‐ロクヨン‐(前編、後編)』や『へヴンズ ストーリー』などで知られる瀬々敬久監督が、26日に都内で開催された第30回東京国際映画祭(TIFF)ラインナップ発表会見に出席。コンペティション部門に出品する自身の映画『最低。』や、本映画祭についての想いを語った。@@cutter 瀬々監督が手掛けた映画『最低。』は、現役AV女優・紗倉まなによる同名小説の映画化作品。3人の女性の生きざまや友人や家族との関係を、AVを背景にしながら描いていく。  瀬々監督と共に出席した主演の森口彩乃は、初めてのAV女優役に「撮影入る前くらいに『何で引き受けちゃったんだろう』と思いました(笑)」と記者陣を笑わせつつも、「私の役は(AVの世界に)染まり切る前というか、AVの世界に足を踏み込む主婦の役。一度足を踏み入れてしまったら…というところが描かれているのではと思います」と作品内容に触れた。  共にAV女優の役を演じた佐々木心音は、プールに落ちるシーンで、映画さながら本当に脳しんとうを起こしてしまったという。瀬々監督は「佐々木さんが脳しんとうを起こして病院に担ぎ込まれてしまうという、映画が本当に現実になってしまったことがあり慌てました。佐々木さん、本当にすみませんでした!」と壇上で頭を下げたが、佐々木からは「いえいえ!」と笑顔で“大丈夫”というサインが送られていた。  また、瀬々監督は30回目の節目を迎える映画祭について、「東京という日本の首都の映画祭ということで、自分たちに近しい映画祭という感じがあります。映画祭で一番大切なのは、世界の人たちとの出会いや交流の場。ひいては、世界の平和につながればいいとは思っています」と、想いを寄せた。  今年で30回目を迎える東京国際映画祭のオープニング作品には、Hey! Say! JUMPの山田涼介主演で話題の『鋼の錬金術師』が決定しており、10年ぶりに邦画が飾ることに。また、第30回オープニングスペシャルとして、チェン・カイコー監督が染谷将太を主演に迎えた『空海‐KU-KAI‐』がラインナップされている。  会見には、『最低。』に出演する山田愛奈、コンペティション部門に出品される『勝手にふるえてろ』の大九明子監督、アニメーション特集『映画監督 原恵一の世界』が開催される原恵一監督も出席した。  第30回東京国際映画祭は10月25日から11月3日まで開催。

  • 杏、『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』で長編アニメでの声優初挑戦にして主演!

    杏、長編アニメ声優に初挑戦で主演 女浮世絵師・お栄役「ミステリアスで興味深い」

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     俳優・東出昌大と結婚し公私ともに順調の杏が、『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』で、長編アニメーション映画の声優に初挑戦することがわかった。本作は、江戸風俗研究家で文筆家としても活躍するも、05年に急逝した漫画家・杉浦日向子の初の長編アニメーションであり、杏は葛飾北斎を父に持つ浮世絵師・お栄を演じる。@@cutter 本作は、23歳の浮世絵師・お栄が、父・北斎や妹、仲間たちと共に自由闊達に生きる姿を、江戸の四季を通して描く浮世エンターテインメント。『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』『カラフル』などで世界的に注目を集める原恵一監督が、Production I.Gと初タッグを組み、大ファンであったという杉浦作品に挑む。  そして、原監督からの熱烈なオファーにより、同じく原作の大ファンである杏が長編アニメーションでの声優初挑戦にして主演を担当。杏は自身へのオファーについて「声のお仕事に興味があり、いつか挑戦してみたいと思っていたところ、主演、それも昔からファンだった杉浦さんの作品ということで大変驚きました」と振り返る。  原作の「タイムスリップしたかのような描写、江戸っ子の心の機微が好き」という杏。自身の役については「絵の天才的な能力が備わった、一風変わった女性。遠近法や影の描写など、西洋の画風も積極的に取り込んだり、晩年は行方知れずだったり、ミステリアスで興味深いです」とコメント。キャラクターに魅了された様子。  また、1月末にアフレコ収録に臨む予定だという杏は、すでに目を通している本作の脚本について「様々な要素が盛り込まれた、杉浦日向子の世界がそのまま映像化されます。軽妙洒脱な会話のやり取りも楽しみです」と意気込みを語った。『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は5月全国ロードショー。

  • 原恵一監督の最新作は江戸が舞台の大娯楽長編アニメーション

    原恵一監督最新作アニメ『百日紅』2015年公開決定!江戸が舞台の大娯楽群像劇

    アニメ・コミック

     『河童のクゥと夏休み』『カラフル』などのアニメーション映画を始めとして、昨年度は映画『はじまりのみち』で実写監督にも挑戦して国際的にも高い評価を得ている原恵一監督の待望の新作『百日紅』の制作が決定した。@@cutter 原作は、著名な江戸風俗研究家であり、漫画家・文筆家である杉浦日向子の漫画代表作「百日紅」。舞台は江戸時代。庶民が好んだ、江戸の風俗を描く浮世絵師として生涯、浮世絵を描き続け、今なお世界中を魅了し続けている葛飾北斎。彼を支え続け、自身も浮世絵師として後に北斎名義で大量の作品群を残したと言われている娘・お栄(のちの葛飾応為)。二人を通して絵を描く人間たち、江戸に生きる町人たちとの交流を描いた原作を、原監督が大娯楽群像劇として描き出す。  アニメーション制作スタジオには『ももへの手紙』『攻殻機動隊ARISE』など数々のハイクオリティ・アニメーション映画を発表し続け世界でも高い評価を受けているプロダクションI.Gが名を連ねる。  アニメのカンヌ映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭」(6月9日~14日)で本作の製作発表を行う予定になっている原監督は、「杉浦日向子さんの作品の中でも、特に『百日紅』は現実と幻想、人の生死や日常、季節の移り変わりが、とてもリアリティある描写で描かれていて、画面も変化に富んだ作品が作れると感じました。本作を映像化するにあたって、現実味のある『時代劇』にしたいと思うのと同時に、杉浦日向子さんという素晴らしい作家のことをもっと知ってもらえたら嬉しいです」とコメントを寄せている。  遥か200年の時を越え、江戸と東京が一筋に繋がる、全世界待望の大娯楽長編アニメーション大作『百日紅』は2015年全国公開。

  • 『はじまりのみち』で、初の実写映画を監督した原恵一

    「やらないと絶対に後悔する」アニメ監督・原恵一が『はじまりのみち』を撮ったワケ

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     『二十四の瞳』、『喜びも悲しみも幾歳月』、『楢山節考』などの傑作映画を生み出したことで知られる映画監督、木下惠介。2012年はそんな木下監督の生誕100周年にあたり、昨年から今年にかけてさまざまな記念企画がスタートしている。6月1日より公開される映画『はじまりのみち』もそのひとつ。木下惠介の若かりし頃のエピソードを描く、母と子の愛の物語だ。  監督を務めるのは、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『河童のクゥと夏休み』などのアニメ映画を手がけてきた原恵一。実写映画を撮るのはこれが初となる原監督に、木下惠介への思いや、本作の撮影秘話などを伺った。@@cutter そもそも、これまでアニメ映画を手がけてきた原監督が、なぜ実写映画を撮ることになったのか。実は最初に頼まれたのは、監督ではなく脚本の仕事だった。  「監督をやりたいというのは自分から言い出したことでした。でもそれは、楽しそうだからやりたいという気持ちではなくて、不安だらけで自信もまったくなかったんです。だけど、監督をやらないと絶対に後悔すると思いました。自分で責任をとるしかないという、悲壮な気分ですね。木下惠介の復権はこの一作にかかっている、くらいの」。  不安だらけの状況で、初めての実写映画に挑戦した原監督。それほどまでしてでも本作を撮りたかったのは、原監督にとって木下惠介という映画監督が特別な意味を持つ人物だからだ。  「昔、黒澤監督作品を見て、すごいと思ったんですよ。そこから他の巨匠監督の作品も見ようと思って、木下監督作品を見たんです。そうしたら、木下作品の方が自分には合っていたんですね。たとえば木下監督といえば『二十四の瞳』を挙げる人が多くて、もちろん僕も大好きなんですが、そのイメージだけで終わっちゃうともったいない人なんです。心をえぐられるような作品も撮ってるし、かと思えばコメディもある。一人の人がこんなに広い幅を持って映画を作っていたことに驚かされます。多才という言葉ですら、木下監督を例えるには甘いと思いますね。一筋縄ではいかない過激さを持った監督なんです」。  原監督をして「一筋縄ではいかない」と言わしめるほどの木下作品の奥深さ、そして何より木下惠介という人物の魅力を伝えたい――そんな思いからスタートした『はじまりのみち』だったが、初めての実写作品の撮影ということで、現場では様々な苦労があったのだという。  「大変なことだらけでしたね。僕というよりは、役者さんが大変だったのが、雨のシーン。11月の寒い日に、激しい雨に打たれながら演技しないといけない。あれは見ているだけで辛かったですね。アニメだったらアングルも季節も天気もどうとでもなります。でも実写だとそれはどうにもならないことですから、そういった不自由さをストレスに感じるのではなく、実写ならではの良さをなるべく出そうと考えていました」。@@separator アニメと実写では演技の仕方も大きく違う。そこに違和感はなかったのだろうか。  「アニメの場合はセリフの間合いを絵コンテでコントールするのですが、実写の場合は役者さんがどういう演技をするか、目の前で見るまでわかりません。違和感があればその場ですぐに言わないといけないんです。そのヒリヒリした感じは、実写ならではだなと感じましたね。だけど、今回は役者さんが皆さんハマっていたので、違和感を覚えることはあまりなかったですよ」。  ぴたりとハマったキャスティングのおかげで撮影はスムーズに進んだ。むしろ、役者の演技に驚かされたり、感動したりすることもあったと原監督は言う。  「特に田中裕子さんは無言で寝ているだけのカットが多いのですが、それでも存在感があるんです。あとは田中さんの顔の汚れをふきとるシーンがあるのですが、ひとふきごとに神々しくなっていく。表情の演技がすばらしいと思いましたね」  巨匠・木下惠介の「挫折と再生」を描くという難しいテーマに挑戦した本作『はじまりのみち』は、こうして完成した。最後に、原監督自身の「挫折と再生」について尋ねてみた。  「もちろん、僕自身にも経験はありますよ。例えば今回の仕事にしてもそうです。『カラフル』の次の仕事がなかなか決まらず、この先どうなるんだろうと不安な日々を過ごしていたところに今回のお仕事をいただきました。もし僕が暇じゃなかったら、このお仕事はできなかったわけで、きっと悔しい思いをしたんじゃないかと思います。そう考えると、何だか不思議ですよね。木下監督が僕に仕事をくれたのかもしれない」。  木下惠介を敬愛し、映画監督としても多くの影響を受けたという原監督が、木下惠介生誕100年を記念した映画を撮る――『はじまりのみち』は、そうしたすべてのタイミングと縁が奇跡的に噛み合って生まれた作品だったのだ。(取材・文・写真:山田井ユウキ)  『はじまりのみち』は6月1日より全国ロードショー。

  • 「はじまりのみち」で加瀬亮が木下恵介役に 

    加瀬亮、木下惠介生誕100年記念映画「はじまりのみち」に主演 田中裕子ほかキャストも発表

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     「二十四の瞳」「楢山節考」など数々のヒット作を生み出し、盟友・黒澤明監督と共に一時代を作った監督・木下惠介。生誕100年を迎える記念すべき今年、「木下生誕100年プロジェクト」の中核をなす記念映画「はじまりのみち」に、俳優・加瀬亮が木下役で主演することが決定した。@@cutter 本作では、戦中、木下が脳溢血で倒れた母を疎開させるために二台のリヤカーを用意し、一台に母を乗せ、もう一台は身の回りの品を積み、兄・敏三と便利屋と三人で山越えしたという実話を軸に、血気盛んな映画青年として軍部に睨まれ、松竹を一時離れるきっかけとなった「陸軍」のエピソードを盛り込みつつ、戦争という時代のうねりに翻弄されながら、母を想う子、子を想う母の真実の愛の物語を、日本アニメ界の第一人者、原恵一監督が描き出す。  制作発表以来、誰がキャスティングされるのか注目を集めていたが、木下恵介役に、山田洋次監督や周防正行監督、北野武監督をはじめ、クリント・イーストウッド監督やガス=ヴァン・サント監督、アッバス・キアロスタミ監督など、日本に留まらず世界の巨匠からラブコールを受ける実力派俳優・加瀬亮。そして惠介の母たま役には「天城越え」(三村晴彦監督)でモントリオール世界映画祭主演女優賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得るとともに、1987年に木下惠介脚本の「二十四の瞳」(朝間義隆監督)の大石先生役も演じた実績のある、田中裕子が決定した。  主演の加瀬からは「時代の激しい流れに巻き込まれながらも、青年時代の木下惠介監督がどうしても手放せなかったもの、その大切なものを、原監督と一緒に同じ道をゆっくりと辿りながら、みつめていきたいと思っています」、また本作が初実写映画となる原監督は、「加瀬さんは穏やかな印象ながら、芯の強さも感じさせる人。木下監督が監督を辞めようとしていた時期の、絶望からの再生をきっと繊細に演じてくれると思います」とそれぞれコメントが届いた。  加瀬、田中の他には、惠介の兄・敏三役に、「踊る大捜査線」シリーズでのレギュラー出演のほか、映画、舞台と幅広い活動をみせるユースケ・サンタマリア、また便利屋役に「アヒルと鴨のコインロッカー」ほか主演作が相次ぎ、演技力に定評のある濱田岳がキャスティングされている。  「はじまりのみちは、2013年6月1日(土)全国ロードショー

  • 木下惠介を題材にした実写映画を手掛ける原恵一監督(写真右)

    「映画クレヨンしんちゃん」原恵一監督が、木下恵介生誕100年記念で初めて実写映画に 挑む

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    「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」や「河童のクゥと夏休み」などのアニメーションを数多く手がけ、国内外で高い評価を得ている原恵一監督が、初めての実写映画監督作品と手掛けることが分かった。作品は、原が敬愛している映画監督・木下恵介と、木下に盲目的な愛情を注いだ母“たま”の姿を題材にした「はじまりのみち」。2013年初夏公開を予定している。@@cutter 「二十四の瞳」、「喜びも悲しみも幾歳月」、「楢山節考」など数々のヒット作を生み出し、盟友・黒澤明監督と共に、国民の人気と評価を二分した監督・木下恵介。2012年は、木下恵介生誕100年の節目の年となる。これを記念し、「生誕100年祭」と銘打った特集上映やイベントなど様々な催しが始動、そして、今年5月にはカンヌ国際映画祭で「楢山節考」デジタルリマスターが、8月にはヴェネチア国際映画祭で「カルメン故郷に帰る」デジタルリマスターがそれぞれクラシック部門に選出され上映されるなど、日本にとどまらず世界中で木下恵介作品を再評価する動きが出ている。  そんななか、木下恵介生誕100年プロジェクトの中核をなす取り組みとして製作されるのが「はじまりのみち」。日本を代表するアニメ監督の原恵一が、初めて実写映画に挑む本作は、戦中、木下が脳溢血で倒れた母たまを疎開させるためにリヤカーに乗せて山越えをした、という実話のエビソードを軸に、血気盛んな映画青年として軍部に睨まれ、松竹を一時離れるきっかけとなった『陸軍』の製作時のエピソードを回想形式で盛り込みながら、記念映画を製作する。  戦争という時代のうねりに翻弄されながら、子を想う母と母を想う子の真実の愛の物語を描き出す「はじまりのみち」は11月クランクインして、2013年2月完成予定。  原恵一監督は、木下恵介生誕100年記念映画製作についてコメントを寄せている。 <木下恵介生誕100年記念映画製作に寄せてのコメント全文(原文のまま)> 映画ばかり見ていた若い頃のある時期、もっぱら洋画ばかりを見ていた私が、 もっと日本映画も見なければ、と古い日本映画も見るようになりました。 そんな中で出会ったのが木下恵介監督の作品でした。黄金期の傑作群をリアルタイムで見れた世代ではないのですが、それでも私の子供の頃の記憶では、日本映画監督と云えば黒澤、木下の二人の名がまず浮かんだものです。 ある時、木下作品の特集上映を見る機会があって、凄さに打ちのめされました。 作品を見るにつけ、黒澤監督との評価の差が残念だし、不当に思えてなりません。そんな思いから、個人的に木下作品をもっと見てもらえるよう、あちこちで声を上げていたのですが、それが松竹の方にも届いていたのか、この木下監督の生誕100年という年に、作品を作るという企画に声を掛けていただきました。実写の監督経験は無いので、ためらいましたが、こんなメモリアル企画に次は無いと思い、受けさせていただきました。 この作品で描こうとしているエピソードは、実際に木下監督が行ったことを元にしています。時は昭和20年(1945年)の6月末頃、あとひと月半程で日本が無条件降伏をする、全ての日本人が戦争に疲れ、ひもじさに耐え、疲弊していた頃です。その時に、木下監督が病気の母親をリヤカーで運んだ道を地元の方に案内してもらったのですが、山越えの険しい道もあり、さらに当時は未舗装だったことを考えると、男二人で運んだとしても、どれ程大変だったろうかと溜息が出ました。 信じられない、という気持ちでした。重ねてその時の木下監督が一時的にしろ、松竹に辞表を出し、監督を辞めていたという事実が、この行為を特別なものにしていると考えました。 母親を運びながら、木下監督は何を考えていたのだろう。そうまでして運んだ母親を疎開先に残し、終戦前に松竹に戻ったその心況は。何か母親との間で話があったのだろうか。そんなことを想像しながら構成しました。 このリヤカーのエピソードは後年、木下監督が描く作品の登場人物から受ける印象に近いものです。ヒーロー不在、何者でもない市井の人々、運命や時代に翻弄されながらも正しくあろうとする人々、このエピソードが後の木下作品の一端を体現しているようにも思えます。 木下作品を観ないともったいないと心底思います。かといって、この作品を、巨匠の若い頃の美談にもしたくありません。ある若者の挫折と再生の物語として描くことが、この先に作られることになる木下作品への興味となる、そんな風に考えています。

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