ロン・パールマン

Q: ロン・パールマンの出身地は？

アメリカ/ニューヨーク州

「ロン・パールマン」の関連記事、写真の一覧です。「キラー・ザ・ハイヒール」「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」などの映画出演情報、ドラマの放送予定、最新ニュースも随時更新中！

ロン・パールマンの詳細情報・プロフィール

生年月日: 1950/4/13
出身地: アメリカ/ニューヨーク州
活動期間: 1981年 -
詳細: 本名はロナルド・フランシス・パールマン。ニューヨーカーとはとても思えない、ヨーロッパ暗黒時代の書物に描かれた幻想動物、あるいは近未来の遺伝子組み換え新人類などを想起させる異形の演技派俳優。ジョージ・ワシントン高校在学中から舞台に上がり、NYのレーマン・カレッジでは演劇科を卒業。ミネソタ大学で舞台芸術の修士号を取得した後、NYに戻り、古典劇を専門とするクラシック・ステージ・カンパニーに参加。シェイクスピア劇など、多くの舞台を経験する。76年に、大型西部劇「大いなる決闘」でノンクレジットながら映画デビュー。本格デビューとなったのはジャン=ジャック・アノー監督の「人類創世」(81)だが、主役のネアンデルタール人を演じて精神的に激しく消耗した彼は、その後しばらく映画から離れた。しかし86年、中世ミステリー「薔薇の名前」で再びアノー監督に抜擢され、多言語を交えて謎かけのような言葉を繰り出す奇怪な修道院の下働き人を怪演。一度見たら忘れられない異様な風体で強烈な印象を残し、世界的にその名が知られた。
190センチを超える巨体に、そのインパクトある特異な風貌からほとんどの場合、禍々しくも野獣じみた異形の輩にキャステインングされてしまう彼だが、演技力は抜群。87年から、NYに舞台を移したTVシリーズ「美女と野獣」で素顔のままでも十分怖い野獣ビンセントを演じて人気を博し、ゴールデン・グローブ賞を受賞。番組は90年まで続き、エミー賞にも2年連続でノミネートされた。その演技力に値する正当な評価を受け、90年代は出演依頼が引きも切らず、ギレルモ・デル・トロ監督のカンヌ国際映画祭批評家週間グランプリ受賞作「クロノス」(92)では主人公の命を付け狙う乱暴者、イライジャ・ウッドのロクデナシの父ちゃんを演じた「ハックフィンの大冒険」(93)、そしてジャン=ピエール・ジュネ監督の「ロスト・チルドレン」(95)と「エイリアン4」(97)に立て続けに出演。特に、グロテスクな美に満ちたカルトファンタジー「ロスト・チルドレン」では、孤独な美少女と心を通わせる知恵遅れの怪力男役で、痛ましいまでの優しさと密やかな悲しみのこもった名演を見せている。「エイリアン4」では、ただでさえ凄みのある顔が傷だらけで一層怖い。その後は、「クレイジー・ナッツ早く起きてよ」(98)、ケン・ローチ監督の「ブレッド＆ローズ」(00)などに出演。「スターリングラード」(00)では再度アノー監督と組み、ロシア人のベテランスナイパーを演じた。最近では、デル・トロ監督作「ブレイド2」でヴァンパイア、「新スター・トレック」の最新映画版「ネメシス/S.T.X」(02)では不気味な容貌のレムス人役で登場しているが、特殊メイクをしていても一目で彼とわかってしまう。「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」(03)でも端役なのに目立っている。そんな彼にもついにスポットライトを浴びる瞬間がやって来た。ギレルモ・デル・トロ監督のアメコミ実写版「ヘルボーイ」(04)で、スタジオの反対を受けながらも監督の強力プッシュでタイトルロールに抜擢され、作品は見事全米初登場第一位となった。この成功で続編も作られることが決定。今後は主役に極めて近い存在となっていくのかもしれない。
私生活では81年にオペルという女性と結婚、2人の子供に恵まれている。素顔は、ゴルフやジャズ、スタンダップコメディを愛するフツーのアメリカ男性なのだ。
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