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あたらよ、初の映画主題歌「僕らはそれを愛と呼んだ」に込めた想い

映画

■お客さんの声援でツアーの楽しさが倍以上になりました

――『スパイスより愛を込めて。』はカレーをテーマにした映画になりますが、ひとみさんのカレーにまつわる思い出は?

(C)2023「スパイスより愛を込めて。」製作委員会
ひとみ:最近、久しぶりに食べたいと思ったのが学校の給食のカレー。地域ごとに差があると思いますが、私の小学校ではほぼスープカレーに近いシャバシャバしたカレーで、それが好きだったんです。あれをもう一度食べたいけれど、どうしたらいいんだろう(笑)。

――本作はスパイスが不足した世界が舞台になりますがひとみさんにとって、これだけはないと困るというものは?

ひとみ:やはり、音楽ですかね。出かける時も基本ずっとイヤホンで音楽を聴きながら生活しているので、イヤホンを忘れた時には「一日が終わった…」みたいな気持ちになってしまいます。音楽はずっと身近にあるものだし、音楽を禁止されたら歌うこともできなくなるので私はストレスが溜まっちゃう。

――ちなみにどんな音楽を聴いているんですか。

ひとみ:バンドだとヨルシカさんが大好きです。あと洋楽も聴いていますね。K-POPも高校生の時に好きでしたし、ジャンルレスにいろんな曲を聴いています。

――サウンドから影響を受けたりしませんか?

ひとみ:ヨルシカさんには影響を受けていると思います。好きすぎて一時期、作る楽曲がどんどん似ていっちゃう時期がありましたが、ヨルシカの曲を作られているn-buna(ナブナ)さんがラジオで、「メロディなんかほとんど出尽くしている世の中で、似ていないメロディを作ろうとする方が無理なんだから、とりあえず好きなように作んなよ」みたいに言っていたんです。そのときに「これでいいんだ」と救われましたね。

――「あたらよ」のデビューはコロナ禍になりますが、当時と違って観客を入れてのライブもできるようになりました。お客さんの声援が飛ぶ中でのツアーはいかがですか。

ひとみ:楽しさは倍以上になりましたね。今までずっと一方通行のライブをしてきたけれど、お客さんからの声出しが可能になって、こちらが発信したものに返してくれる声がある。それだけですごく嬉しかったですし、ライブが前より楽しいと思えるようになりました。

「あたらよ」のボーカル ひとみ クランクイン! 写真:高野広美
――音楽活動さえ危ぶまれる方が多いコロナ禍にデビューして、どんどん知名度を獲得していくというキャリアは本当に素晴らしいと思いました。

ひとみ:逆にあの時期だったからこそできたという部分はあるかもしれません。あの時はメンバーが各々の仕事でバラバラになっていて、集まってライブ活動をすることができませんでした。そんな中でもSNSで発信しつづけたからこそ沢山の方に音楽が届いたと思っています。逆にコロナ禍だったからこそ、みんなに見つけてもらえたのだと思います。

――時代の流れも味方したところが大きかったんですね。

ひとみ:そうですね。あとは周りの皆さんに助けられて何とかっていう感じです。

――『スパイスより愛を込めて。』の劇場公開にあたり、クランクイン!の読者にメッセージをお願いします。

ひとみ:映画では、現代社会における問題が時系列に沿ってどんどん出てきます。それを主人公や、周りの友達がどう解決していくのかを見るのも楽しいし、そこから学べるものもあると思います。ラストに近づくにつれて主人公や友達の心情が変化していく様もリアルで面白かったです。ぜひ、映画を見た後に「この歌詞ってあの箇所のこういうことなのかな」と想像しながら「あたらよ」の楽曲を聴いてもらえたら嬉しいなと思います。


映画『スパイスより愛を込めて。』は6月2日(金)公開。
▶ 公式サイト

あたらよの新曲「僕らはそれを愛と呼んだ」は6月2日(金)リリース。


(C)2023「スパイスより愛を込めて。」製作委員会
提供:あたらよ「僕らはそれを愛と呼んだ」/映画「スパイスより愛を込めて。」

取材・文: Nana Numoto/写真:高野広美

2ページ(全2ページ中)
映画「スパイスより愛を込めて。」予告編

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