ISSA、「より自分らしく、ここから行けばいい」 木梨憲武&所ジョージ制作DA PUMP新曲を語る!
提供:DA PUMP『サンライズ・ムーン ~宇宙に行こう~』
■自分たちは「なんでも屋」 基本的にNGはない
――木梨さんと所さんと楽曲制作して受けた印象を教えてください。
ISSA:あのお2人は常に新しいことをアップデートしていくような人たちなんです。なので、僕らもそのスピードに負けないように一緒になって楽しみました。
KIMI:最初は「本当に存在するんだ」「芸能人だ」くらいに見ていたんですけど、いまは結構な頻度で会わせていただいているので、人間なんだなって思うところもあります(笑)。やっていることは僕らと一緒で、楽しむことは楽しむ感じ。印象はテレビのまんまです(笑)。誰にでも話しかけちゃうし、面白そうだなということは突発的にやってしまう、そんなお2人でした。
『サンライズ・ムーン ~宇宙に行こう~』CD+フォトブック ジャケット
――ISSAさんは、番組でこのお話を聞かされた際にすごくクールに受け止めている印象がありましたが?
ISSA:(真面目な顔で)そうですね、僕ともなれば。
YORI:これ、ボケてますから(笑)!
一同:(笑)
――ISSAさんは、NGはないんでしょうか?
ISSA:そうですね。どちらかというと“何か起きてから”考えるタイプなので、そのキッカケは素直に受け入れます。「そうなってからどうするか」を考えた方が早いのかなとも思うタイプなので、グループとしてのNGみたいなものが実はそんなに無いんですよ。
――なんでも昇華できるDA PUMPらしさ、「グループのよさが出ているな」とも感じました。
ISSA:それは昔からありますね。自分たちは「なんでも屋」と思っています。なんでもできなきゃいけないんで(笑)。そういうことがモチベーションに繋がっています。
――スピード感についていくのも大変そうですね。
U‐YEAH:所さんもすぐやっちゃうし、ノリさんも打ち合わせを半分聞いて、その打ち合わせより面白いことを突然しちゃうから、どんでん返しで(笑)。「これリリースしないんじゃないかな?」という、どこまで本気なのか夢なのかという感じはありました。
KENZO:「どこでもドア」を開けたら、この楽曲があったようなスピード感でした。KIMIさんが「こういうふうになるよ!」という話をして、4月頭にはMVを撮影してるっていう…スピード感がゼロなんですよ。「なんだろこれ」という感覚で進んでいったんですよね。KIMIさんという人柄が作り出した楽曲のひとつなんじゃ無いかなと思います。感謝しています。
■イントロのダンスもその場で変更 「その場のムードを大事に」
DA PUMP クランクイン! 写真:鎌田瞳
――兎にも角にも、目まぐるしい制作現場だったようですが、実際はいつ頃から制作が始まりましたか?
KIMI:正月早々です。1月の頭から始まって、曲がアレンジされて、2月にはISSAさんの声が入ったのかな。そこからアレンジがどんどん変わって、最終的にそれをお2人に判断していただこうってことで、完成形になりました。
――歌入れまで早いですね。
ISSA:ノリです(笑)! 曲があがって2回くらいは聞いていたので、レコーディング入る前にちょっと聞いて、「はい、わかりました〜」っていう感じで。
YORI:ISSAさんがレコーディングで歌った時に、所さんが声を聴いて、“日本の宝だね”って言ってましたから。
ISSA:長くやるもんじゃないんでね(笑)。
――いや、さすがです。
ISSA:まぁ、俺ともなれば(笑)。
――他に制作現場で印象だったエピソードをうかがってもよろしいですか?
U‐YEAH:「何これ?」って思ったのは、WBCの決勝を見たことですね。レコーディングの日が決勝だったんですけど、レコーディングが2割で決勝が8割…みたいな。みんなで同じテレビを見てました。
――本当に楽しそうな現場ですね。
U‐YEAH:いい声が出ていたと思う(笑)。お二人は天然でやっているように見えるけれど、「面白くしたい」「楽しませたい」ってどこかで気を遣う人なんだと思います。うちらだけじゃなく、その場にいる人みんなを喜ばせたいというか。
――エンターテイナーですね。また、今作のダンスはシンプルでいて愉快な振り付けが印象的でした。
TOMO:制作過程の段階から音をいただいていたので、ダンスは試行錯誤を繰り返しました。最後に「スペースダンス」というサビのダンスがハマった感じですね。とにかく楽しい楽曲なので、世代問わずに「誰でもできる」をキーワードに振り付けをしました。サビのダンスの名前は所さんに命名していただいたんですけど、他にも間奏に「エビちゃん」というダンスが入っていて、まさにエビ反りをしてるようなダンスなんです。そこもキーポイントになっているので真似していただけたらよいかなと。あと、アウトロには「ちょっとそこまで」というニヤっとしちゃう遊び心があるダンスもあるので、それも感じながら見てもらえたら(笑)。
――子どもも真似したくなりそうな可愛い振り付けが多かったです。
TOMO:木梨さんとか所さんがその場のムードを大事にする方なので、イントロのダンスとかはその場で決まって変更したんですよ。
――その場、ですか!?
TOMO:インド調のポーズがあったんですけど、それを木梨さんに見ていただいて、「もうちょっと、インド風の方がいいんじゃないか」、「もっと強めてもいいんじゃない?」というアドバイスをいただいて、午前中に木梨さんがノリでやっていた動きをそのまま午後やるっていう流れもありました。
――ここまでのスピード感をもって今回のような作品が生まれたことにも驚きましたが、DA PUMPの広がる可能性は無限大ですね。何かを達成してもなお沈むことがないのはなぜでしょう?
ISSA:ん~、自分の中にゴールがないからじゃないですかね。「これを目標にこれを叶えよう」というように夢を持つことがあまりないのかもしれないですね。いい意味でその日暮らしだし、綿密に計画して何かを練るっていう工程は自分の中にはあまりないんですよ。でも、より自分らしく、ここから行けばいいのかなというのは再認識できました。
DA PUMPのニューシングル『サンライズ・ムーン ~宇宙に行こう~』は、6月7日(水)リリース。
取材・文:後藤千尋/写真:鎌田瞳
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