『ワンス・アポン・ア・タイム』J・モリソン、観る人の心をつかむには「魔力が必要」

『ワンス・アポン・ア・タイム』で、白雪姫の娘という斬新なキャラクターを演じているジェニファー・モリソン。『Dr.HOUSE』のキャメロン医師役で有名になったジェニファーは、今回は気が強く行動派で男勝りのシングルマザー、エマ役を好演している。アクションにも挑戦するジェニファーにインタビューを行った。
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ジェニファーは、『ワンス・アポン・ア・タイム』への出演を決めた理由について「脚本を読んでみて、その異色さが気に入ったわ。ストーリーにおとぎ話が巧みに組み込まれているところが新鮮だと思ったの」と作品自体の構成などにも魅かれたことを告白。続けて、「スタッフやキャストの間では“おとぎ話ミックス”と呼んでいるのよ。おとぎ話と現代の世界がミックスされた設定の中で、それぞれのキャラクターが等身大で描かれているのが魅力的よね。特に、女性のキャラクターたちは心に深い傷を受けていながらも、複雑で、リアル。それでいて、たくましく描かれていて、『これはやりたい!』って思ったわ」。また、クリエイターのエドワード・キッツィスとアダム・ホロウィッツについては、「オーディションが初対面だったのに、すっかり打ち解けたムードで話ができたわ。『エマ役は君にぴったりだ!』とオファーされて、『ワンス…』の一員になれた。今でも信じられないわ!」と嬉しそうに語った。
現在、アメリカではシーズン3まで進んでいるが、本作がなぜこれほどまで大ヒットしているかについては、「『Dr.HOUSE』をやっている時にも、よく同じことを聞かれたけど、どの作品がなぜヒットするかは、永遠の謎よね。この業界のことを分析するのは、無意味なんじゃないかしら。だって、秀作なのに注目されず、誰にも気づかれずに消えてしまうことだって日常茶飯事なのよ」とアメリカのドラマ界事情についても触れる。「視聴者の心をつかむためには、『ワンス…』の設定じゃないけど、“魔力”がないとどうにもならないと思うわ。とは言え、『ワンス…』がヒットしたのは、幼い頃に聞いたおとぎ話が土台になっていて、子どもからお年寄りまでの誰が見ても楽しめる作品だからだと思う。誰もが疑問に思っているような、おとぎ話では語られていない空白の部分を埋めてくれるしね。『白雪姫と赤ずきんちゃんは友達だったの?』といったような新しい発見があって、とても新鮮よね。別々に聞かされたおとぎ話がつながって、登場人物たちの人間関係やミステリーを解き明かしてくれるんですもの」と分析。
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