水樹奈々、『宇宙戦艦ヤマト』森雪に共感「猪突猛進なところが重なる」
そして、昨年に引き続き本作の主題歌を担当することについて、心の中にどのような心境が浮かんできたのかも振り返ってもらった。
「制作にあたっては、物凄く緊張しました。40年という歴史ある作品を支え続けているファンの方々にも受け入れていただけるものを…!というプレッシャーは、やはりありました。実は、前作の公開中こっそり映画館へ足を運んだのですが、会社帰りのサラリーマンの方々がたくさんいらっしゃっていて、そのみなさん『愛の星』が流れ終わるラストまでしっかり観てくださり、たくさんの拍手を送って下さった光景が今でも焼き付いています」。
前作「愛の星」の反響を受けて、普遍的なテーマを残しつつ切り口をどう変えるかを強く意識したという。自身のイベント『ナナフェス』のリクエストでも200曲ほどのなかで6位に選ばれたエピソードを振り返り、今作についても「世代を超えて愛される曲になってほしい」という願いを込めていた。
尚、作品に関連する中で様々な登場人物で自身と重なるキャラクターを聞かれると、森雪だと答えていた。理由の一つは憧れで、男性たちの中で自分の軸を忘れずに強く生きるひたむきさに惹かれるという一方、「こうと決めたら一直線に目標へ向かって突き進む『猪突猛進』なところが自分とも重なる」と語っていた。
21世紀がはじまってから十数年経った今となり、新たな歴史に向かってふたたび進みはじめた『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ。同シリーズの展開はもちろん、年末に公開される作品の中で水樹の歌う「BLUE」が劇場全体を包み込む日を期待しよう。(取材・文:カネコシュウヘイ)
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