『ベイマックス』は『鉄人28号』の影響受けている プロデューサーが明かす製作秘話

『アナと雪の女王』で大ヒットを記録したウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ。最新作『ベイマックス』は、心を閉ざした少年と癒しのロボットが繰り広げる愛と勇気の物語。再び世界中に魔法をふりかけ、限りない優しさと胸いっぱいの感動を送り届けてくれる。プロデューサーのロイ・コンリに、愛される映画をつくるための“3つのキーワード”を聞いた。
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『塔の上のラプンツェル』『シュガーラッシュ』『アナと雪の女王』を手がけ、ディズニー“第三の黄金期”を支える彼だが、本作は「日本へのラブレター。日本文化へのリスペクトを込めたんだ」と温かな笑顔を見せる。舞台は、サンフランシスコと東京を融合させた“サンフランソウキョウ”。緻密な映像で描かれる架空都市には、未来的でありながらもノスタルジックな美しさが漂う。
「それこそが僕らのゴールで。グレン・キーンという、ディズニーの手描きアニメーターがいるんだけれど、彼が昔、“ディズニーの描く世界はワンスアポンアタイムだ”といったんだ。そういった要素は本作にも持たせたかった。もしかしたらそれは、昔じゃなくて近未来かもしれない。けれどその質感が、見る人にはノスタルジーとして感じられると思うんだ」。
たまらなくかわいいのが、主人公の少年と絆を育むロボットのベイマックス。「人を助けたいという純真な想いが、彼を魅力的にしている」とコンリ。ベイマックスを生み出す上でも日本への影響は受けているようで、「僕は『鉄人28号』が大好きで。すごく影響を受けている」と言いながら、「鉄人28号の」テーマ曲を歌い出す。「また『となりのトトロ』には僕だけじゃなく、スタジオ全体が大きく影響を受けている。そこかしこに日本のアニメへのオマージュが感じられると思うよ」。
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