キティちゃん猫じゃない騒動、サンリオ広報が振り返る「当時は大わらわでした」

キャラクター業界の老舗である株式会社サンリオ。従来の路線とは異なる動きも目立ち、同社初の音ゲーアプリ『SHOW BY ROCK!!』や一般人気投票によりデビューしたKIRIMIちゃん.などが人気を集めていた。一方、夏頃の「キティちゃんじつは猫じゃなかった」騒動も記憶に新しいが、2014年の振り返りとこの先の展開を、同社 広報・IR室の東松一男氏に話を伺った。
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親子向けのキャラクターが印象強い同社だが、今年は音ゲーと育成の要素をそなえたアプリ『SHOW BY ROCK!!』が若年層を中心にヒットを記録し、来年には深夜枠のアニメ放送も決定。また、一部では「ゆるキャラ」と称されるKIRIMIちゃん.LINEスタンプで人気のぐでたまなどの新しい試みも目立ったのもあり、まずは今年の動向を改めて振り返ってもらった。
「昨年から今年にかけて、アプリをきっかけに展開した『SHOW BY ROCK!!』や、投票により商品化の決定したKIRIMIちゃん.などは前例のない試みでした。ネットによりファンの方たちと、従来とは異なるコミュニケーションが生まれたのが、一つのきっかけだったと思います。例えば、KIRIMIちゃん.は昨年、社内で『食べもの』をテーマにしたキャラクター案を募集して、一般人気投票によりデビューへ至りました」。
これまで同社の手がけてきたキャラクターは、約450種類にも及ぶという。従来は商品化されたものをファンが育てるというのが主流だったが、デビューからファンに支えられる中でデビューしたKIRIMIちゃん.は、今年8月の『SUMMER SONIC 2014』にも出演。9月にはアーティストとしてCDデビューも果たした。
そして、夏頃には「キティちゃんじつは猫じゃなかった」騒動も。キャラクター業界はもちろん、世間すらもざわつくほどの衝撃が走った。
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