『半沢』岸川部長の森田順平、声優業に言及「俳優として重要な要素」

2014年1月にアメリカで放送を開始した話題のサイエンス・スリラー『HELIX‐黒い遺伝子‐』が、2015年1月より全国無料のBSテレビ局Dlifeにて放送される。ドラマの主人公アラン・ファラガットの日本語吹き替えを担当したのは、俳優、声優両方のフィールドで幅広い活動を展開し、高評価を得ている森田順平。今回はドラマの魅力とともに、声優業についても語ってくれた。
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俳優としては、近年大ヒットした連続ドラマ『半沢直樹』の岸川部長など、名脇役として作品の重要なポジションに立つことが多い森田。声優という仕事について「『COMBAT』や『ベン・ケーシー』、『サンセット 77』など、子供のころから海外ドラマをよく見ていました。その頃から吹き替えには大きな魅力を感じていましたね」と興味を持ったきっかけを振り返る。また、小学生時代から声優に向いていたようで「実はよく国語の時間に『教科書を読んでくれる人』と先生に声を掛けられると、進んで手を挙げては朗読をしていたんですが、考えてみると授業での朗読とアテレコって、スタイルがどこか似ていますよね」とコメント。
声優と俳優という二つの立場について、以前とは考え方が変わったようで「かつて劇団で『声優は、俳優としてはランクの低い仕事』と敬遠される風潮があったんですが、実際にやってみるとやっぱり本当に面白かった。俳優の仕事の一部として重要な要素だと思う」と今はジャンルの違いのようなものを感じていないという。
俳優としては脇役の仕事が多い中、森田の声優としてのキャリアでは、主役を演じることも多い。「ただ私はどちらかというと、脇役が好き。主役も面白いけど、作品のイメージを決定するポジションだけあって、吹き替えでは自由度が制限されがちですよね。それに比べると、脇役は自由に引っ掻き回せるし、暴れられる。それを期待される役でもありますし」と本音を漏らした。
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