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『刀剣乱舞』登録待ち続出の大ブーム “半月で50万人突破”の爆発的人気に迫る

ゲーム

 ゲームの内容は育成シミュレーション。鍛刀(たんとう)して刀剣男子を生み出し、刀装や錬結で強化して舞台を編成する。準備ができたら「出陣」で戦いに赴くという流れだ。それ以外にもやることは山ほどある。「内番」で能力を向上させたり、傷ついた刀剣男子を「手入」で治したりといった具合だ。

 筆者は男性なので刀剣男子に萌えるわけではないが、純粋にゲームとして面白いため毎日プレイしている。課金要素もあるにはあるが、しなくても十分に楽しめるし、それほど積極的に課金させるつもりはなさそうに見える。『艦隊これくしょん』と同じく、作品として長く育てていき、メディアミックスで展開させる戦略なのだろう。

 刀剣男子たちの元ネタともいえる刀剣のラインナップのマニアックさも『艦隊これくしょん』譲り。多数の刀剣男子の見た目やセリフにも、きちんと史実に裏付けられた理由がある。キャラクターに思い入れが出てくると「このキャラはどんな謂れのある刀剣なんだろう」と、気になって自分で調べてしまう。事実、『刀剣乱舞』ブームが影響して、日本刀関連書籍の品切れも続出しているという。

 「萌え」ベースの取っ付き易さと、知的好奇心をくすぐる奥深さ―それらが両輪となって『刀剣乱舞』の爆発的人気を支えている。(文:山田井ユウキ)

※記事公開当初、「100人以上いる刀剣男子」と記載していましたが誤りであったため訂正します。

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