J‐POP&アニソンのみでつなぐプロDJ、「DJ和」とは何者か?

PCDJという音楽データでプレイするスタイルが確立され、手頃な機材も揃ってきた背景から担い手も増えてきた印象があるDJシーン。J‐POPとアニソンのみで会場を賑わす“プロ”のDJ「DJ和」もシーンを彩る立役者の一人である。公式サイトのアドレスは「j‐popper.jp」。洋楽中心の印象もあったDJシーンの中で、邦楽のみで繋ぐスタイルから現在へたどり着くまでの、彼の来歴に迫った。
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DJとひとくちに言っても、それぞれのスタイルは様々だ。彼の肩書きにもある「J‐POP/アニソンDJ」とは何か。改めて、その意味を尋ねた。
「J‐POPのみで繋ぐスタイルですね。アニソンはJ‐POPの中に位置するものだと個人的には捉えています。洋楽にJ‐POPを挟むスタイルは以前からありましたが、それ単体で繋ぐというのはここ10年程で一つの流派として認知されてきた気もします」。
彼のスタイルはリリースされたCDでも一端を垣間見えるが、そもそもなぜDJとしての人生を歩み始めたのか。その来歴に迫った。
「中学の頃、姉の影響でヒップホップなどのブラックミュージックを自然と聴くようになったんです。そして高校時代にたまたまターンテーブルを持つ友人に出会い、試しに回してみたら面白くて。2週間後には、母親に“ターンテーブル買いたいから!”と迫りお金を借りて機材を揃えました(笑)」。
偶然か必然か、姉や友人との“巡り合わせ”によりDJの魅力に目覚めたという。では、どのようにプロの道へ進んだのか。続けて伺った。
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