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「アイエエエエ!」表現は賛否両論!?  アニメ『ニンジャスレイヤー』とは

アニメ

 しかし、米国在住の原作者が日本語で書いていたわけではない。この独特な言葉遣いは、翻訳チームが原作の言い回しをそのままカタカナで表記したものなのである。原作では「ジツ」は「Jitsu」、「スリケン」は「Suriken」だ。

 これらは「忍殺語」と呼ばれており、原作の魅力を伝えるのに一役買っている。もしも、翻訳チームが気を利かせて、「術」「手裏剣」など正しい日本語表記に直して書いていたら、『ニンジャスレイヤー』の雰囲気はずいぶん違ったものになっていたことだろう。

 ツッコミを入れたくなる世界観と、思わず真似したくなる「忍殺語」の相乗効果により、『ニンジャスレイヤー』はSNS上で瞬く間に拡散された。特に物語の中で一般人がニンジャに遭遇した際に発する「アイエエエエ!ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」という叫び声はあまりにも有名だ。

 2012年頃からは商業展開が始まり、日本の出版社からも小説や漫画が発売。独特な演出が話題を呼ぶアニメ版もスタートし、『ニンジャスレイヤー』の世界はさらに広がりを見せている。今後どんな展開が繰り広げられるか楽しみだ。

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