声優・関智一と川澄綾子「恋人同士の役が多かった」17年来の仲で演じる千秋&のだめ

日本に一大クラシックブームを巻き起こし、シリーズ累計発行部数3700万部を達成した音楽コメディ漫画『のだめカンタービレ』。その韓国版ドラマ『のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ』では、日本アニメ版に引き続き、チャ・ユジン(千秋)役の関智一とソル・ネイル(のだめ)役の川澄綾子が吹き替えを担当する。2人に話を伺うと、深いコンビ愛が垣間見えた。
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今回の韓国版「のだめ」は、『宮~Love in Palace』(06)や『花より男子~Boys Over Flowers』(09)など漫画原作のドラマ化に定評のある制作プロダクション「グループエイト」が担当。関も川澄も「単なる焼き直しに留まらない、韓国スタッフの意気込みを感じる作品」と語る。俳優陣の演技に合わせて身を委ねるように吹き替えを行ったというが、ネイルだけには、日本版ならではの一工夫があったと川澄は明かす。「台本には全然のっていなかったのですが、OKをもらって“ぎゃぼー!”とのだめの擬音を入れました」。
韓国版の特徴の一つが、オリジナルキャラクターのイ・ユヌの存在だ。この海外の名門音大に通うイケメンチェリストが、2人の間に入って三角関係を繰り広げる。恋のライバルと争い、ユジンが思いつめるシーンなども演じた関は「日本版に比べて、ユジンのネイルに対する思いがストレートに表現されています。その分、ネイルに心を寄せるのにスピード感がありました。しかしユヌは、ただ恋愛要素を深めるだけでなく、物語が持っているテーマ性にも深く影響を与えています」と演出を評価する。川澄も「2人に音楽的な刺激も与えてくれるユヌは、いいスパイスになって物語を盛り上げています」とユヌの存在をすっかり受け入れている様子だ。
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