声優・関智一と川澄綾子「恋人同士の役が多かった」17年来の仲で演じる千秋&のだめ
関と川澄の2人は、初共演したTVアニメ『頭文字D』(98)以来、17年近い仲だという。「川澄くんは飾らない、普通の感覚の方です。いつも安心して共演できます」と関がほほ笑むと、川澄も「『のだめ』の前から恋人同士の役が多かった」と過去を振り返った。「私がのだめ役に決まったとき、千秋役が関さんだと聞いて本当に嬉しかったです。『関さんなら私が変態的な役を演じても奇声を発しても受け止めてくれる。のだめ役に悩んでも、きっとすくい上げてくれる』と感じていました」。
まるで夫婦のように互いを信頼する2人に、さらに声優人生を振り返ってもらった。関は「良いときもあれば悪いときもある」と言い切る。「『のだめ』に登場するキャラクターたちのように好きなことを追及する一方、つまずくこともありました。そこでまわりに助けられ、そして自分も誰かを助ける。好きなことをもっとうまくなりたい一心で、上がり下がりを繰り返しています」。川澄は「役といい人といい、良いご縁に恵まれました。それが1回で終わらず続いていることに幸せを感じます」と述懐した。
最後、川澄は「こんな2人で繰り広げている吹替版『のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ』ですけど、私たちが積み上げてきた年月を感じるような、チームワークの良さを感じ取ってもらえたら嬉しいです」と言葉を締めくくった。そして関が、「大丈夫、僕は元気です」と読者に自分の生存をアピールすると「心配ないですよ」と川澄が大声で笑った。2人の関係、「愛し合っているのに付き合ったことはないです」という関の言葉が実に的を得ていた。(取材・文・写真:桜井恒二)
韓国ドラマ『のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ』ブルーレイ&DVD‐BOX1&2は、7月1日発売。DVDレンタルは7月2日より順次開始。
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