『まどマギ』の衝撃再び!? “萌え”に隠された驚きの展開『がっこうぐらし』の魅力
それもそのはず、原作者でありアニメ版のシリーズ構成も手がけている海法紀光は、『魔法少女まどか☆マギカ』の“鬱展開”なシナリオでも有名な虚淵玄が所属するニトロプラスに深く関わりのある作家。虚淵と共同脚本を書いた実績もある。一見、明るい作品に見せかけて、実は…という意外性と“深み”の表現が、この『がっこうぐらし!』にも発揮されている。
ネットの声も、そんな『がっこうぐらし!』の大きな裏切り(?)に対して、うなぎのぼりに熱を増している。第1話が無料配信されている「ニコニコチャンネル」のコメントも「ラスト3分が無ければツマラン日常系と切ってたわ」「このアニメ舐めてたwやばいw」というが声多数。
話数が続くにつれ、徐々に主人公たちの境遇が明らかになってはいくが、表向きはほのぼのアニメを装っているので、あえてミスリードを誘う演出やシビアな状況を匂わせる伏線が散りばめられている。
「2、3話目を見てからまた1話見ると意味が分かる」や「分かってて見るとつらい」、「萌えの文法をうまく使って見事に叙述トリックやってる」という視聴者の感想も非常に肯ける。また、第4話オンエア後に「アニメは原作との変更点、相違点もかなり多い」という噂がネット上で囁かれた本作。原作ファンにも未読のファンにも、今後の展開がますます楽しみだ。(文:阿部美香)
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