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梶裕貴「日本アニメーションの底力を感じる」神田沙也加と“GAMBA”の魅力を語る

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『GAMBA ガンバと仲間たち』梶裕貴&神田沙也加インタビュー
『GAMBA ガンバと仲間たち』梶裕貴&神田沙也加インタビュー クランクイン!

 児童文学『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』。1972年の刊行以来、テレビアニメ化などを通して多くの世代に愛される作品である。そして今年、構想15年、製作期間10年の歳月を経た3DCGアニメーション『GAMBA ガンバと仲間たち』の公開に合わせ、主役のガンバを演じた梶裕貴と、ヒロインの潮路を演じた神田沙也加の二人に、作品のみどころやその世界観にまつわる思いを語ってもらった。

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 作品の完成にあたり「日本のアニメーションの底力を感じると同時に、新たな時代へ突入したんだなという感覚もありました」と感想を語る梶。「声優界を代表される諸先輩方もたくさん出演されていて、アニメファンでない方も“この声を聞いたことがある”と胸が躍る作品。親しみやすいと思います」とその印象を話す。

 一方、近年は声優としての活躍も目立つ神田は「劇中のキャラたちがみんな魅力的で、その世界の中で“魂をどう込められるか?”と考えつつ演じていました」と、収録当時を振り返る。「収録前に観た映像から完成度が高く、作品内で“潮路を任せて頂いた意味”を常に頭の中で考えていましたね。完成後にはみなさんの声により迫力もさらに増していて、参加できたことへの嬉しさを改めて感じました」とのこと。

 本作の映像的な特徴は、人間とは違う視点から観た世界だ。人間が目にする光景とは違った“ネズミたちから見渡す世界”については、梶は「プレスコ(収録時の口元に合わせてキャラの表情を作り上げる製作技法)で作られているので、表情ひとつひとつにも“人間味”を感じられるのが魅力」と見どころ明かす。対して、神田は「ノロイが怖すぎて泣きそうになりました(笑)」と素直な感想を吐露。「フルCGならではの艶かしさもあり、人間から見れば危険を感じるほど怖いものではないけど、魅力的な“悪役”としての存在感がオバケや幽霊より怖く描かれていました」と、悪役・ノロイが強く印象に残ったようだ。

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