『おそ松さん』『銀魂』…世間を賑わす人気アニメ生みの親、藤田陽一監督とは?
パロディや下ネタがヒートアップしている本作。指揮をとっているのは、大人気アニメシリーズ『銀魂』の世界観を作り上げた藤田陽一監督だ。そして『銀魂』こそ、アニメオリジナルの要素として、時事ネタやパロディ、ギャグをふんだんに入れ込み、ファンの心を鷲掴みにしたシリーズだ。『ワンピース』や宮崎駿アニメなど国民的アニメだけでなく政治家もいじるなど、きわどいところを攻め続けて伝説となっている衝撃回も多数ある。
藤田陽一が監修を務め、2015年4月に再開したアニメシリーズも「これぞ『銀魂』!」と爆笑とともに迎えられた。『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』が大ヒットした後の放送となり、冒頭では主人公の銀時が謝罪会見を開催。フラッシュを浴びる中、「完結しなくてすみませんでした!」とある人を想起させる不審な挙動を交えながら謝罪したのだ。映画界やテレビ界にありがちな「やめるやめる詐欺」への強烈な自虐を、開き直りぎみにお見舞いするとは!さすがである。
『おそ松さん』しかり、どこまでのパロディ&下ネタがOK?どこまでが怒られない範囲なの?という話題を投げかけてくれているのが藤田監督といえそうだ。そんな藤田監督が2016年に放つのが、Eテレで放送される『クラシカロイド』。『銀魂』と同じくサンライズが制作を担い、「ベートーベンやモーツァルトなど歴史を彩る大作曲家たちが、もしも突然、現代に現れたら」という設定で毎日の騒動を描くオリジナルアニメだ。一体、藤田監督がEテレを舞台にどんな話題を投げかけてくれるのか。今から楽しみで仕方がない。
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