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“オトナ女子”にも人気!新時代の「ガシャポン」大ヒットの裏側に迫る

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『美少女戦士セーラームーン』や『おジャ魔女どれみ』などのシリーズを担当する石川氏と『いぬぱん』シリーズを担当する前田氏
『美少女戦士セーラームーン』や『おジャ魔女どれみ』などのシリーズを担当する石川氏と『いぬぱん』シリーズを担当する前田氏 クランクイン!

 バンダイが開発・販売するカプセルトイブランド「ガシャポン」が絶好調だ。『美少女戦士セーラームーン』や『妖怪ウォッチ』などのコラボ商品から『いぬぱん』などのオリジナル商品まで幅広く手がけ、子どもだけでなく大人も夢中にさせている。ユニークなコンセプトやプロモーションがネットで盛り上がることも珍しくない。話題の商品はどのようにして生まれるのだろうか…ヒットの裏側を取材した。

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 「ガシャポン」といえば、誰もが真っ先に思い浮かべるのは『機動戦士ガンダム』や『美少女戦士セーラームーン』といった人気コンテンツとのコラボ商品だろう。一方で、“犬”と“パン”を合体させた『いぬぱん』や、消しゴムを人に見立てた『消しゴムの一生。』、甲羅から亀が飛び出す『あいつ、亀やめるってよ』などユニークなオリジナル商品も多い。中にはコンセプトが斬新すぎて本当に売れるのか少し心配になる商品もあるが…。

 「実際のところ、『いぬぱん』や『あいつ、亀やめるってよ』の企画が出てきたときは、こんなの売れるの?と、社内で一悶着ありましたよ(笑)」と、語るのは同社ベンダー事業部の石川氏だ。コラボ商品と違い、オリジナル商品は売れ行きが見えにくい。

 それでも企画が通り商品化に至るのは、「常に挑戦する」ことを“良し”とするバンダイの社風によるところが大きいという。「中身が面白くて担当者が熱意を持っていれば、わりと企画は通りますね。もちろん、企画の意図や背景は部内でしっかりプレゼンします」。

 例えば『いぬぱん』の場合は、当時流行っていたリアル動物ものをやろうという背景があり、そこに「普通では面白くない」という担当者の思いが重なって誕生したものだという。当初は社内も取引先も懐疑的な反応だったというが、出してみると大ヒットを記録。今冬には第10弾が発売される人気シリーズに成長した。

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