森川智之、声優デビューから30年「ひとつの役と長く付き合ってみたい」

“イケメン&マッチョ”なコンビが事件を暴く人気海外ドラマシリーズ『NCIS:LA極秘潜入捜査班』。本作でイケメン主人公・カレンの声を演じるのは、クールな二枚目役に定評のある声優・森川智之。デビューから30年という輝かしいキャリアにおいても、本シリーズは森川にとってどんな経験となったのか。森川を直撃した。
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大都市ロサンゼルスを舞台に、潜入捜査のプロG・カレンと、海軍特殊部隊(SEALS/シールズ)出身のサム・ハンナを中心とする捜査チームが事件を解決していく様を描く本シリーズ。森川は「カレンは女性にとって、母性本能をくすぐるタイプだと思う」と演じる主人公の魅力を分析。「実はカレンは幼少の頃の記憶が断片的にしかないので、シリーズを通して彼自身の生い立ちを追いかけている部分もあって。カレンの軽口を叩く一面と、重いバッグボーン。このギャップは婦女子にはたまらないんじゃないでしょうか」と一話完結の刑事ものとしてだけでなく、カレンの持つドラマ性は女性の心を掴むはずだと熱弁する。
さらに「カレンを隣で支えるサム。大川透さんの優しい声がまたたまらないと思う」とバディものとしての面白さにも言及。「二人はまったく違うタイプなのがいいですね。サムは元シールズというすごいエリートで、一方のカレンは何も持っていない。今までキャリアを重ねてきた人と、自分が何者かわからないままこの仕事をやらざるを得ない人。そのコンビが面白いと思います」。
カレンを演じる上でも、サム役の大川透とのバランスを最も大事にしているそう。「大川さんが低音のいい声で来るので、僕はもうちょっと軽めな感じで行こうと。そのアンサンブルが、見ていて心地よいものになることが大切だと思っています。大川さんの声に対抗して“僕も低音”でとお互いに張り合ってしまうと、ただの“いい声祭り”になっちゃいますから(笑)。そこはちょっと変えて、僕は軽めな調子のいい感じで演じています」。
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