アニメ『チェンクロ』監督、“W主人公”石田彰と山下大輝のキャスティグ理由とは

人気スマートフォンゲーム『チェインクロニクル』が、3周年を記念して『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~』というタイトルでTVアニメ化される。今回、TV放送に先駆けて全3章の3ヵ月連続イベント上映も決定している同作だが、果たしてどんな内容になるのか?これまでにも『BLEACH』『まおゆう魔王勇者』『さばげぶっ!』などのキャラクターデザインや作画監督を手掛け、本作ではメガホンをとる工藤昌史監督に話しを聞いた。
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『チェインクロニクル』は、2013年7月26日にサービスがスタートしたスマホRPG。総ダウンロード数500万を超え、3年経った今なお伝説のRPGとして君臨する人気ゲーム。通称「チェンクロ」と呼ばれ、登場キャラクターは総勢約800名。その一人ひとりに、「出会いの物語」があり、成長とともに「絆の物語」、「運命の物語」と、より深い物語が出現するという圧倒的なボリュームで描く。
TVアニメ、劇場版を含め『BLEACH』を手掛けていたことが縁で本作に携わることになったという工藤監督。作画監督と監督の作業は「全く違う」と口にしたが、「『BLEACH』をやっているときに、少しだけ監督の作業に携わったことがあって、その経験が本作で活きたと思っています」。『BLEACH』での経験が活きた理由には、本作が王道の“少年マンガ”のようなイメージで作られていることにも起因している。「いわゆる『少年ジャンプ』っぽい発想で物語も構成され、エピソードの最後も“ここで終わるの!?”と感じるようなクリフハンガー的に作っています。その作りは『BLEACH』で学んだのかなと思いますね」。
そのクリフハンガーは、物語冒頭から始まり、本作は、主人公たちの敗戦からという驚きの展開からスタートする。「アニメ化すると決まったときに、様々な案が出たんです」と振り返る工藤監督。「元々のチェインクロニクルは、本筋の世界とは別に、並行世界のような世界が存在していて、その“別の世界”のキャラクターが本筋の世界に登場する、という展開があります。その本筋の世界とは分岐した世界の物語の先をアニメで描くのも面白いのかなと思ったんです」 と、笑みを浮かべる。
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