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マンガで学べる美味しい日本酒 『いっぽん!!』原作者に聞くお正月オススメの日本酒とは

コミック

『いっぽん!!』原作者に聞くお正月オススメの日本酒とは
『いっぽん!!』原作者に聞くお正月オススメの日本酒とは(C)増田晶文・松本救助/集英社

 獺祭、久保田、八海山、新政、高清水…近年あちこちで目にするようになったこれらは日本酒の銘柄だ(ちなみに筆者の好みもあるのであしからず)。日本酒ブームと言われ数年、街なかには日本酒BARや日本酒飲み比べ、日本酒●●種取り揃えなどの言葉が並ぶ。そんな日本酒ブームをグイグイ引っ張る新たな風が“コミック”に登場した。その名も『いっぽん!! しあわせの日本酒』。全国の酒販店が応援し、日本酒と並びコミックが売られているという摩訶不思議なマンガである。今回その原作を担当する増田晶文に、話を聞くことができ、同作の魅力(=日本酒の魅力)や、年始めにオススメの日本酒などについて語ってもらった。

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 『いっぽん!!』は、東京郊外の老舗百貨店に勤める紗々竹葉が主人公の本格日本酒マンガ。ひょんなことから味覚のセンスを見込まれ、百貨店の命運を賭けた50周年イベント日本酒企画推進室室長を命じられたことから、次第に日本酒の美味しさと深さに目覚め奮闘するヒロイン・紗々の姿を描く。

 巧みなストーリーとヒロイン・紗々の魅力に一度読めば虜になってしまうこと間違いなしの本作。だが、それだけでなく、本作に登場する蔵や酒が全て実在のものということでも大きな話題を呼ぶ。ある意味“日本酒と若い女の子”が主人公の同作が生まれたきっかけについて、「私が『うまい日本酒はどこにある?』を上梓した10ン年前から、編集部と温めていたものです」と答えた増田。単発の日本酒マンガは2本発表していたものの「連載に踏み切ることができませんでした」と続ける。だが、ようやく日本酒の明るい兆しがみえてきたのを幸いに、「日本酒の応援団になるマンガを――というわけでゴーサインがでました」と経緯を明かした。

 本書で1番最初にヒロインが手に取る日本酒は「うまからまんさく」(秋田県・日の丸醸造)。選んだ理由は「私の独断選定です」という増田が、普段から愛飲している日本酒とのことで、パフォーマンスの高さのほか、蔵元、杜氏の考え、人柄、技術全てに感服。加えて、編集部全員が口を揃えて「うまい!」と言ったことで、栄えある(!?)1本目の酒として選ばれたという。

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