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名優ヴィンセント・ドノフリオ、『エメラルドシティ』魔法使い役で新境地! 出演秘話を語る

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 ところで、絶対の信頼を置くターセム監督作品とはいえ、『オズの魔法使い』は、アメリカを代表する児童文学であり、映画も世界的に名作として認知されている。新たなアプローチで臨む本プロジェクトに不安はなかったのだろうか。「いや、むしろ積極的にトライすべきだと思ったね。俺が出演した映画『マグニフィセント・セブン』はジョン・スタージェス監督の『荒野の七人』(60)をモチーフにしているが、リメイクしようとはしていない。アントワーン・フークア監督は、自分自身のスタイルでかっこいいウェスタン映画を新たに作りたかったんだ。本ドラマも同じさ。名作をリフレッシュして、若い世代に解放するやり方で物語を語ってもいいじゃないか。いいアイデアだと思うよ」。

 さらに、本ドラマには「傑出したポイントが2つある」と語るヴィンセント。「1つは、ヴィジュアル。よく『ゲーム・オブ・スローン』と比べられてしまいがちだが、この物語にのめり込んでしまえば、そんなことは全く気にならなくなる。ターセムの手によって、全てのフレームで、これまでのドラマとは一線を画すヴィジュアルを楽しむことができる。もう1つは、オズの安っぽい新しいバージョンではないということ。ライマン・フランク・ボームの本(原作)のキャラクターたちを活用し、新たな手法で彼らの心理に深く踏み込んでいるところをぜひ観てほしい」と強調した。

 ヴィンセント・ドノフリオとターセム・シン、ハリウッドから愛され続ける二人の“映画人”が再タッグを組み、本ドラマで見せた“新境地”を是非、堪能して欲しい。

 『エメラルドシティ』DVD‐BOX(6000円+税)は現在発売中。またDVD(Vol.1~5)もレンタル中。

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