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世界が注目する女優スン・リー、中国No.1ヒット主演作『ミーユエ』を語る

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 役にのめり込んでしまうタイプのスンは、「私の場合、どんな役を演じても、その性格や考え方、態度など、多少自分の中に残ることがあるのですが、ミーユエの“吃軟不吃硬”(中国の言い回しで、下手に出られると受け入れるが、強く出られると反発する)な性格も、無意識のうちに影響しているかもしれません」と明かしてくれた。

 また、時代劇に出演する際に、特に気をつけていることは?と質問すると、「時代劇はリズム、情緒、姿勢、眼差しなど、すべてを重んじなければなりません。『諍い女』の時はまだその感覚を捉えられず、どう演じれば良いのか分かりませんでした」と語り、続けて「毎日現場で時代劇の経験が豊富なキャストの方々の演技を観察し、自分の演技を他の人と見比べ研究しました。おかげで今回の撮影では、他のキャストさんよりも早く演技に入り込めたと思います」と撮影時を振り返った。

 ミーユエを完璧に演じ切り、上海テレビ祭マグノリア賞の主演女優賞をはじめ数々の賞に輝いたスンだが、“泣くシーン”で少し頭を悩ませた撮影があったという。「あるシーンの撮影するとき、“ユエは胸が張り裂けるほど号泣する”と台本に書いてあったのですが、私は監督に、『泣かなくても良いですか?人は悲しみが極限に達すると涙が出ないものだと思うので…』と相談しました。すると監督は『いいよ、自分で表現して』と言ってくれたのですが、結局は、思わず涙を流してしまいました。胸が張り裂けるような号泣とまではいかなかったですが」と撮影時のエピソードを披露。ミーユエとスンの心がシンクロした“泣くシーン”に注目だ。

 最後に「日本の視聴者に、ミーユエを好きになってもらえる事を願っています」と笑顔でメッセージを送り締めくくった。

 『ミーユエ 王朝を照らす月』のDVDは本日よりレンタル&発売開始。

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