要注目の男女コンビ・十九人、“事務所の伝統”エンタメ感あふれる単独ライブに向けすでに12回の喧嘩勃発!
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ゆッちゃんw
――十九人の漫才は、どれもネタの中でカオスな状況が起きますよね。松永さんはどういう気持ちでネタを書かれていますか? カオスであればあるほどいいのか、松永さんの中では筋が通っているのか。
ゆッちゃんw:どうなんですか?
松永:僕らのネタの中で変なことが起こるとしたら、ゆッちゃんwが起こしてるんですね。だからそれに巻き込まれる僕から見ると展開として飛んでいることもあるんですけど、ゆッちゃんwの中で筋が通っていればオッケー。ネタを考えている僕自身も「変だけど、こういうこともあるか」と思えたら、オッケー。
ゆッちゃんw:僕は自分の中で納得していないと出力できないタイプで。他の人から見て不思議な状況であっても、すごく些細なことでもいいから「ここが繋がってるからだ」と納得できれば、大丈夫。
――たとえばYouTubeにもアップされている「耳が痛い理由」のネタなら、耳を引っ張る理由が、ゆッちゃんwさんの中で納得できていれば大丈夫?
ゆッちゃんw:そうです。耳を引っ張っているから痛いってことがこの人の中で繋がってなくて、痛いことだけに気づいちゃって、助けてほしいと思ってるんだろうと。
――なるほど、納得できているということですね。あんなにインパクトのあるネタを披露しているお二人がいちばん影響を受けた人やものってなんですか?
松永:うーん、なんだろう……。影響を受けた人で答えているのは、世界のナベアツさん。小3の時にナベアツさんがブームになって、僕小2で九九を習ったばっかりだったから、楽しくて。あの時の僕にとっては時事ネタでした。
ゆッちゃんw:僕は忘れられない言葉があって。高校が立命館だったので、大学進学に論述が必要で。そのテーマを決めあぐねていたら、父に「あなたが興味あるのも大事だけど、それを他の人が読んで意味のあるものじゃないとダメなんじゃない?」と言われたんです。その時自分のことしか考えてなかったなと思って。以来、迷ったときは「他の人がよくなる方はどっちだろう?」と指標になった言葉です。
――その指標は、自分のやりたいこととお客さんの求めていることのバランスをとる芸人という仕事でも大事なことかもしれませんね。ではネタについて伺ったところで、単独ライブの話を聞かせてください。お二人の単独ライブは、漫才師の単独としては珍しいくらい盛りだくさんですよね。コントもあるし、幕間にお楽しみのような時間もある。なぜあんな形になったのでしょう?
ゆッちゃんw:事務所の先輩方(ザ・ギース、ラブレターズ、阿佐ヶ谷姉妹)の単独ライブって、ネタの合間も繋がっていて「この人たちを見られてよかった」という雰囲気があるんです。せっかくこの事務所にいるなら、こういう単独ライブにしたいなって。
松永:あと、僕はオムニバス的なものより、全部を通して一つの作品にしたくて。漫才だけじゃなく、楽しめる部分をいっぱい作った上でさらに筋が通っていたらいいなと思って、総合的なエンターテイメントとして単独を作りたいと思っています。
ゆッちゃんw:単独って特別なものと思ってもらいたいもんね。
松永:そう考えると、この人を誘った時から変わらず、僕は他の人がやっていないことをやりたいという気持ちが強いのかもしれないです。みんなの意表を突きたい。
――今回のタイトルは『MOON(ムーンヌ)』。
ゆッちゃんw:前回までは『ファンク』とか『風侠無頼』とか、聞いただけで雰囲気がある程度分かるようなタイトルで。それによって自分たちに制約をかけて、その枠の中でやっていたんです。でもやりたいことはいっぱいあるから、もっと自由にやれるように、あまり色がついていない言葉をタイトルにしようと。せっかくだからシンボルが欲しいなと思ったら、松永くんが「月」を思いついてくれました。
松永:タイトルはすごくスムーズに決まりました。今は内容を考えている途中ですけど、いいものになりそうです。
◆すでに12回の喧嘩が発生している単独ライブへの道
【公演概要】
十九人 第4回単独ライブ『MOON(ムーンヌ)』
8月27日~29日:東京・渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
◆出演
ゆッちゃんw・松永勝とし(十九人)
【公式サイト】https://ash-d.info/juukyunin_moon/