岡宮来夢、躍進続く2026年 “帝劇コン”でのレジェンドとの共演から生まれた新たな夢

――京都の新選組ゆかりの地を訪問されたそうですが、いかがでしたか?
岡宮:芹沢鴨さんが襲撃された八木邸に足を運ばせていただいた時に、柱の刀傷を拝見したのですが、その傷が本当に深くて驚きました。「たぶんここでつまずいて、暗闇だったからここに刀が当たってできた刀傷です」とお話を聞きながら、いろんな想像を巡らせました。「当時はこの縁側から向こうに二条城があって…」と伺うと、「本当にここにいたんだ」と実感が湧いてきましたね。また旧前川邸では沖田くんが山南さんを介錯した部屋にも特別に入れていただいたりもして、実在した人物を演じるという責任を感じたというか。
僕は、例えば以前演じた小林一茶だったら、一茶さんが劇場に来ても「俺ってこういうところがあるよな」と楽しんでもらえるような役作りをしたいと思っているのですが、沖田くんに対しても同じように思いましたし、新選組の隊士の皆さんも本当に並々ならぬ覚悟で鍛錬に臨んでいたと思いますので、そういった思いをカンパニーみんなで出せたらいいなと思っています。
――殺陣に期待してしまうのですが、今回はどんな殺陣になりそうですか?
岡宮:デビューしてからずっと刀は振ってきましたが、今回初めて鞘を使わずに両手で握るということもありますし(笑)、当時の幕末の本当の剣の使い方を体現したいです。アクション監督の奥住(英明)さんは、突きの意味、構えの意味ひとつひとつから教えてくださるので、構えひとつをとっても意味合いを持って演じることができるかなと思いますし、本当に心強いスタッフの皆様のもと、ちゃんとこだわり抜いてできたらなと思っています。
――個性豊かな顔ぶれがそろう新選組ですが、どんな雰囲気になりそうでしょう。
岡宮:土方歳三を演じる岐洲(匠)くんと殺陣の稽古が一緒の時に、「部活みたいでいいよね! もっとやりたい!」と言っていて、もうすでに道場みたいな雰囲気でした(笑)。奥住さんも熱のあるパワフルな方なので、きっと気合いの入った稽古場になるんじゃないかなと思います。桂小五郎役の笹森(裕貴)くん、山南(敬助)役の(田村)心くんも体育会系の人なので、そういう現場になるんだろうなと(笑)。
――一方、華優希さんが演じられる玉勇さんとの恋模様も見どころです。
岡宮:華さんご自身が放つ、すごく柔らかくて澄んだオーラと、それでも一本強い芯をお持ちなんだろうなという雰囲気が本当に素敵で。本読みでご一緒させていただいた時から、話す言葉のひとつひとつが「明日からもう舞台に立てるのでは?」と思うくらいに玉勇さんそのものでした。
沖田くんにとって玉勇さんとの出会いが大きな意味を持って物語が進んでいきますので、華さんや演出の内藤さんと密にコミュニケーションを取りながら僕も頑張りたいと思っています。
――熱い男性陣と、華やかな女性陣をまとめる座長となります。
岡宮:気負いすぎることなくやりたいなと思っています。僕は座長を務めさせていただく時はいつも「誰も悲しい思いをしない稽古場にしたい」と考えていて。なるべく自分からみんなとコミュニケーションを取りながらやっていきたいです。何より、誰よりも作品に対して熱を持って向き合えるように今回も過ごしていけたらと思っています。
◆“帝劇コン”レジェンドとの共演から生まれた新たな夢
【公演概要】
ミュージカル『星影の人』-沖田総司・まぼろしの青春-
■潤色・演出:内藤裕子(演劇集団円)
■出演:岡宮来夢/華優希/岐洲匠 笹森裕貴 田村心 愛加あゆ 他
■公演日程:
11月19日~24日 東京・東京国際フォーラム ホールC
12月3日~13日 大阪・SkyシアターMBS
12月12日~13日 長野市芸術館 メインホール
12月19日~20日 富士市文化会館ロゼシアター 大ホール
12月25日~27日 御園座
■企画・制作:梅田芸術劇場
■協力:宝塚歌劇団
■主催:<東京・大阪>梅田芸術劇場 <長野>NBS長野放送 <静岡>テレビ静岡 <愛知>御園座
■共催:<長野>一般財団法人長野市文化芸術振興財団 <静岡>公益財団法人富士市文化振興財団
■HP:www.umegei.com/hoshikage2026/ ■X:@hoshikage_2026