前川優希&橋本真一「身も心も委ねられる」関係値 『文豪メランコリーRevue』絆感じるインタビュー
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――芥川と夏目の関係性が本作の核になります。初演で一度師弟を演じ、今回より深く演じるにあたり、この関係性の魅力や、演じていてワクワクする瞬間は。
前川:僕、真ちゃん(橋本)に甘えている部分があって。
橋本:いやいや(ニコニコと前川を見つめながら)。
前川:後輩ながらに「真ちゃん」と呼んで仲良くさせてもらっていて、相談もしやすい人で。文メラ初演が初共演だったけど、すごく接しやすかったんです。この作品の夏目漱石って、みんなから先生と呼ばれて場を取り持つ、大人という立ち位置でいることが多いんですけど、今作の台本を見て、「そうでなくちゃいけない」という気負いを、漱石は感じていたんだなと改めて気づかされて。だからこそ今作が、夏目と芥川の関係値を僕らに近づけてくれるというか、「甘えていいんだよ」と言ってくれるものになるんじゃないかな、と現時点では感じています。
前川優希
橋本:僕もすごく前ちゃん(前川)に甘えているんですよ。年齢は僕が上なんですけど、本当に頼りにしているんです。人としても、役者としてもすばらしいし、センスも知識も考え方も、全部すごい。
前川:いやいやいや(笑)。でも今話していて思い出したんだけど、初演の稽古時に、真ちゃんが「芥川の持っていき方をどうしようかな」と話してくれた時があって。僕が当時思ったことを言ったら、すごく納得してくれたんです。
橋本:懐かしいね。それからは「1人で抱えなくていいんだ」って思えるようになって。だから、橋本真一本人の感覚としても、芥川が夏目先生を慕うのにとても近い状態で、稽古場で前ちゃんに向き合えるんです。身も心も委ねてお芝居できるし、さらけ出せば返ってくる。この関係性があるから、お芝居のところは何の心配もないです。
前川:そうだね。共演はまだ2回しかしてないけど、でも濃いよね。「俳優やってて、なかなかないよね、この経験」っていう作品で一緒だったから、やり遂げた感覚があるよね。
橋本:本当にそうだよね。ただ、芥川と漱石に関しては、初演との違いは結末が違うこと。それが今回の面白いところだし、僕としてはチャレンジだなと思いました。
■「磯貝龍乎ってユニバース」“全部に納得”の磯貝演出
【公演概要】
狂音文奏楽『文豪メランコリーRevue』
12月19日〜27日 東京・こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
■脚本・演出:磯貝龍乎
■出演
芥川龍之介:橋本真一
夏目漱石:前川優希
芥川文:三浦海里
菊池寛:樋口裕太
谷崎潤一郎:校條拳太朗
夏目伸六:安井一真
正岡子規:内藤光佑
森鴎外:原貴和
GUEST
谷崎松子:和合真一
江戶川乱歩:君沢ユウキ
宮沢賢治:佐藤弘樹
石川啄木:谷佳樹