加藤清史郎、藤子・F・不二雄作品の世界初舞台化に「最大限のリスペクトを持って」
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俳優の加藤清史郎が20日、川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムにて行われた舞台『ミノタウロスの皿』特別取材会に、内田未来、演出のスズキ拓朗と共に出席。加藤は「最大限のリスペクトを持って」と作品への意気込みを語っていた。
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本作は、国民的人気漫画『ドラえもん』の生みの親である、藤子・F・不二雄が1969年に発表した短編SF漫画『ミノタウロスの皿』の世界初となる舞台化。「ズン類」と呼ばれる牛が支配する、イノックス星に不時着した乗組員(加藤)が、言葉は通じても価値観が全く通じない星で、自らの常識から抜け出せない人間のジレンマを描く。
加藤は藤子・F・不二雄ミュージアムで行われた会見に「僕自身、このミュージアムがある川崎市は生まれ育った地元ですので、とてもなじみがあります」と館内を見渡すと「今期間限定で展示していただいている『ミノタウロスの皿』の私たちの舞台のコメントだったり、拓朗さんの絵コンテ、図面も見られて、より魅力が増しているなと感じました」と笑顔で語る。
イノックス星に住む少女・ミノアを演じる内田は「私は今日初めて伺ったのですが、来る前からすごくワクワクしていました。実際に原画を目にしたら迫力がすごいというか、藤子先生が当時描かれていた時の生の感じがガツンと伝わってきました」と感激した様子だ。
そんな藤子の世界観を世界初の舞台化として表現する。加藤は「『ミノタウロスの皿』という作品は、先生の数多くある作品の中でも、ひときわ目立ってメッセージ性に長けた作品だなと思っています」と定義づけると「その作品を立体的に、より立体的に舞台化する上でこの役目を任せていただけたことをものすごく誇りに思いました」と誇らしげに語る。
稽古はこれからだというが、スズキは「ダンスシーンやパフォーマンスシーンも登場します」と明かす。加藤は「皆さん、あまりイメージがないかもしれませんが、僕すごく動けるんです」と運動神経の高さをアピールする。スズキは「知っています」と、加藤の能力に期待しているという。
スズキの言葉に加藤は「『こんなこともできますよ』『こんなことまでならやれちゃうかもしれない』『できないけれどこれやってみますか?』という意見のキャッチボールを、体を通してできる場が今回の稽古場になると思っていますので、楽しみです」と期待を口にすると「漫画にしてもアニメにしても小説にしてもですが、元が何かあってそれを舞台化・映像化するということは非常に難しいことであるとは思います。そのなかで、僕はその最適解が『再現』というものではないとは思っています」と切り出す。
続けて加藤は「ただ、そこに最大限のリスペクトを持って、そして何よりも藤子・F・不二雄先生の持っていらっしゃる世界観とメッセージを、このすばらしい演出家・振付師とともに実験を重ね、そこで生まれた化学変化みたいなものを、僕の持てる力や体を精一杯使って表現して皆様にお届けしたいです」と意気込んでいた。
舞台『ミノタウロスの皿』は、東京・新国立劇場 小劇場にて12月10日~28日、富山・オーバード・ホール 中ホールにて2027年1月10日上演。
【公演概要】
舞台『ミノタウロスの皿』
12月10日~28日 東京・新国立劇場
2027年1月10日 小劇場富山・オーバード・ホール 中ホール
■原作:藤子・F・不二雄
■脚色・振付・演出:スズキ拓朗
■出演
乗組員:加藤清史郎(東京公演のみ)スズキ拓朗(富山公演のみ)
ミノア:内田未来
森田真和 谷山知宏 柏木俊彦 鈴木幸二 小林らら 星初音 美守桃 関口晴