『ファイトソング』“慎吾”菊池風磨の優しさに反響 “キャップのシーン”に「切ない」の声
■芦田の告白を「お断りします」
しかし、第5話では慎吾の逆襲が始まる…はずだった。失恋で落ち込む花枝を元気づけるために、萩原凛(藤原さくら)を交えた3人でキャンプに行く計画を立てる。そこで慎吾は、幼なじみの殻を破って花枝にマジ告白をしようとしていたのだ。
同じ施設で育ち、家族よりも強い絆で結ばれている2人。その壁を乗り越えて、恋人になるには相当な覚悟がなければならない。「男とか女とか、恋とか。そんなことより、もっと深い出会いをしてしまったわけだからさ…」と言う慎吾も苦しいが、それを聞いている凛の気持ちを考えるともっと苦しい。このキャンプに参加している3人の恋の矢印は、すべてが一方通行なのだ。
「断られて、気まずい空気になっちゃいましたみたいなの、嫌じゃん?」と臆病になる慎吾の背中を押したのは、凛だった。彼に思いを寄せているにもかかわらず、「あるもの壊さないと、先に進めないよ」とアドバイス。これは、慎吾との関係を壊すのが怖くて、ついツンツンした態度をとってしまう自分への戒めも込めていたのかもしれない。
萩原凛(藤原さくら) (C)TBS
そして、「死ぬ気でいけ! 骨は拾ってやるから!」と言ってのける男前な性格。SNS上では、「凛ちゃんみたいになりたい」「凛ちゃんほんとに友達にほしい」との声が集まっていた。
そんな凛に背中を押された慎吾は、ついにマジ告白をすることに。しかし、「ダメもとで話すわ。だったら、俺が…」と思いを告げようとしたところで、芦田が登場。再び、曲づくりのチャンスを与えてもらった彼は、その喜びを真っ先に花枝に伝えにきたのだった。間宮祥太朗×キャンプ場は、『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)の第7話を彷彿(ほうふつ)とさせるが、今回は違う。慎吾の前で、「会いたくて…とにかく会いたくて。恋してるのかもしれない…」とヒロインに伝える生粋の本命キャラだ。
だが、芦田の告白を制止したのは慎吾。間に割って入って、「お断りします」と頭を下げる…。これは、彼にもチャンスが到来するのだろうか。次週予告には、「俺は何があっても、お前を愛し続ける」と慎吾が花枝をハグする場面があった。どう転んでも切ない展開となるが、しっかり見届けていこう。