『ファイトソング』次週はまさかの“2年後”へ! 考察盛り上がる“予告動画”も話題に

カルチャー
2022年3月2日 19:30
『ファイトソング』次週はまさかの“2年後”へ! 考察盛り上がる“予告動画”も話題に
芦田春樹(間宮祥太朗)&木皿花枝(清原果耶) 『ファイトソング』第8話より  (C)TBS

 不器用な若者たちが織りなすヒューマンラブコメディー『ファイトソング』(TBS系/毎週火曜22時)。本作は、空手の日本代表を目指していたスポ根ヒロイン、木皿花枝(清原果耶)が、“人生最初で最後の恋”を見つけていく物語。花枝が最後に選ぶのは、落ちぶれた一発屋ミュージシャンの芦田春樹(間宮祥太朗)か。それとも、一途な幼なじみ・夏川慎吾(菊池風磨)なのか。恋の三角関係が、火花を散らしていくことになりそうだ。3月1日(火)に放送された第8話は、芦田と慎吾が見せた正反対の優しさに注目が集まった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください


■芦田と慎吾が見せた正反対の優しさ

 第8話のサブタイトルは、「好きだから別れる男 VS 好きだから離さない男」。つまり、芦田と慎吾の違いが浮き彫りになった回だった。

 花枝は、聴神経腫瘍の手術を受ける前に、芦田との“恋の取り組み”を終わらせると決めていた。好きだからこそ、最後まで明るい自分を見せたかったのだろう。心配をかけたくないという思いもあったのかもしれない。

 芦田も、花枝が決めている“期限”のことは気になっていた。それなのに、「(期限を決めている理由は)聞かない方がいいです」と言われたら、あっさりと引き下がる。彼の優しさの定義は、相手の気持ちを尊重すること。「言いたくないことを、無理やり聞き出したりしたくない」と話している。

 そんな芦田と、真逆の考えを持つのが、慎吾だ。彼は、大切な人のすべてを知っておきたいスタンス。今回のことも、「(自分なら)知らないでいる方が、耐えられない」と思ったからこそ、芦田に真実を伝えない花枝に疑問を抱いたのだろう。「本当にいいのかな? だって、本気で好きなんだろ?」と。

 病のことを知っている慎吾と、知らない芦田。この状況だと、慎吾に絶好のチャンスが訪れているように見える。だが、慎吾はチャンスだと思っていない。あくまで花枝の幸せをいちばんに考えている彼は、芦田に発破をかけに行くのだ。「あんたは、知らなくて平気なわけ? 曲ができれば、それでいいわけ?」と言う慎吾の表情からは、切なさが垣間見えた。 

芦田&夏川慎吾(間宮祥太朗) (C)TBS
 これまで、花枝にとって一番大事な存在は、慎吾や、萩原凛(藤原さくら)、磯辺直美(稲森いずみ)ら学園で暮らす“家族”だったのだと思う。それが、芦田と出会ったことで変わり始めた。慎吾もそれに気づいているからこそ、芦田に訴えに行ったのだろう。

 この慎吾の行動にSNSでは、「背中を押しに来たわけじゃないとか言いながら、背中押しに来てる。芦田さんと花枝ちゃんが後悔しないように、慎吾ちゃん、なんでそんないい子なの」「慎吾くんいつも芦田さんの背中を押しているすごいい良い人」と絶賛の声が上がっていた。

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ファイトソング

菜本かな(ライター)

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