『ユニコーンに乗って』最終回直前で急展開! “須崎”杉野遥亮が結ばれる可能性も?

カルチャー
2022年8月31日 19:00
『ユニコーンに乗って』最終回直前で急展開! “須崎”杉野遥亮が結ばれる可能性も?
須崎功(杉野遥亮) 『ユニコーンに乗って』第9話より  (C)TBS/撮影:加藤春日

 仕事に恋に真っすぐ生きる大人の青春ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系/毎週火曜22時)。8月30日(火)に放送された第9話は、羽田早智(広末涼子)に買収を持ちかけられたドリポニが選んだ未来。そして、須崎功(杉野遥亮)のまさかの決断に驚きの声が上がった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください


■今週も、小鳥さんの名言が心に響く

 私たちは日々、何かを選択しながら生きている。たとえば、今日食べるごはん選ぶのも、選択のひとつ。いま、あなたがこの記事を読んでくれているのも、何となくかもしれないが、選択をしたからこそ。そういった些細なことを拾い集めたら、人間は1日に最大3万5000回も選択をしているらしい。

 ただ、そのなかでも、人生を揺るがす大きな選択は、決断するのに時間を要する。もしも、環境を変えて失敗してしまったらどうしよう。そうなるくらいなら、最初から動かない方がいいのかもしれない。私たちは、決断にかける時間が長ければ長いほど、“現状維持”を選ぶようになっていると言われている。

 早智から買収を持ちかけられた成川佐奈(永野芽郁)も、悩んだ挙句に現状維持を選んだ。大企業の傘下に入れば、スタポニの魅力をもっとたくさんの人に知ってもらうチャンスが増えるだろう。しかし、その一方で“現状”のスタポニの良さが失われる可能性がある。ドリポニは右肩上がりな今、現状維持を選んでしまうのも無理はない。

『ユニコーンに乗って』第9話より (C)TBS/撮影:加藤春日
 しかし、本当にそれでいいのだろうか。ドリポニの企業理念は、誰もが平等に学べる場所をつくることだ。日本のみならず、海外にもスタポニで“学びたい”と願っている人がいる。それなのに、今のままでは海外進出を達成するまでに、10年以上の時間がかかってしまう。大企業ならではの技術やパイプがあれば、それらの問題はすべて解決する。ならば、怖いかもしれないが、勇気を出して一歩踏み出すべきなのではないか。佐奈は、会社の命運を揺るがす大きな“選択”をした。

 何が正しいのかは分からない。買収されたあとで、「やっぱり、やめておけばよかった」と後悔するかもしれない。しかし、佐奈は揺るがない“信念”を持っている。だからこそ、勇気のいる選択をすることができたのだろう。誰だって、現状維持をしている方がラクだ。環境をガラッと変えるのは、怖い。“現状維持バイアス”に陥りがちな私たちに、人生経験豊富な小鳥(西島秀俊)の言葉が、勇気を与えてくれる。

須崎功(杉野遥亮)&小鳥智志(西島秀俊) 『ユニコーンに乗って』第9話より (C)TBS/撮影:加藤春日
「(環境を変えることは)怖くないと言ったら、嘘になるけれど、その怖さも人生の醍醐味。怖いと感じるということは、新しいことに挑戦できているということです。だから、そんな自分を誇らしく思うことにしたんです」

 毎週繰り出す小鳥の人生の教訓。今回も、「小鳥さんの言葉が素敵だった。胸に刻んでおきます!」「小鳥さん名言集作りません」などたくさんの反響が集まっていた。「須崎さんや栗木さんに憧れて…」と電動キックボードにまで乗り始めた小鳥。若者の文化を取り込もうとする姿勢や、歳の離れた青年に“憧れ”と言える素直さ。彼の振る舞いには、いつも脱帽させられっぱなしだった。次週の最終回では、“小鳥ロス”になる視聴者が大量発生しそうだ。

次ページ:【ネタバレあり】最終回直前で急展開!

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ユニコーンに乗って

菜本かな(ライター)

西島秀俊

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