『ボス恋』イケメン対決にネット大盛り上がり! 「玉森と間宮にキュン」「洗剤対決」の声も
■潤之介と理緒が二人で…
バイオリンを演奏する理緒 (C)TBS
恋も成就し、晴れて正式にカップルに…と思った矢先、奈未は衝撃の光景を目の当たりにする。なんと、いつも潤之介がバイクを置いている場所に、潤之介と理緒が二人でいるではないか。実は、理緒は、楽器を演奏する際に指や手首がこわばる“音楽家ジストニア”と診断され、そのことを潤之介に打ち明けている最中だった。
すると、将来への不安な気持ちが溢れ出てしまったのか、理緒は潤之介の胸元へ。さらに、それを見た奈未に追い打ちをかけるように、潤之介は理緒の背中を優しく包むのだった。何度も何度も温もりを感じたあの腕が、自分よりも美人で性格も良くて、野心もある元カノに絡みついている。耐え難いその状況に、奈未は背を向け、早足で歩き出した。ヒールの音はまるで奈未の悲しみを表しているかのように、コツコツコツと強さを増すばかりだ。
■上白石の“涙の演技”が凄い!
残業していた和泉遥(久保田紗友) (C)TBS
逃げるようにしてたどり着いたのは、「MIYAVI」編集部。残業していた和泉は、奈未の元気のなさを察し、「どうした?」と心配する。「もう最悪ですよ!」と奈未は笑いを交えて潤之介の愚痴を吐く。しかし出てくるのは、ピンチを救ってくれたり、夢のない自分を肯定してくれたりと、潤之介の好きな部分ばかり。
改めて自分がどれだけ潤之介に惚れているのか再確認する一方で、「潤之介さんが想っているのはわたしじゃないんです」と奈未は彼の想いがこちらにないことを嘆く。一生懸命に貼り付けた笑顔は粘着力を失い、ついには泣き出してしまった。
この瞬間の上白石の演技の器用さには、目を見張るものがあった。「わたしじゃないんです」と想いが溢れ出す絶好のタイミングで、両方の目から大粒の涙が、ほぼ同時に1粒ずつ落ちたのだ。Twitterからも「萌音ちゃんの演技すごい」や「萌音ちゃんの泣く前の演技上手すぎない?」と称賛の声が上がっていた。
■“洗剤対決”に大盛り上がり
さて、そんな名演技の本シーンだったが、和泉と奈未の二人きりかと思いきや、実は壁の向こうで中沢が一連の話を聞いていた。そこから中沢はベンチに座る潤之介を見つけ、潤之介に思いやりのなさを説教する。「ドS先輩には関係ないじゃん」と言い返されるも、「関係あんだよ。あんたがそんなんなら、俺、遠慮しないから」と中沢は答える。潤之介は立ち上がり、「それどういう意味?」と言い残し、中沢を睨み気味で去っていった。きっと意味はわかっていたはずだ。これは恋の宣戦布告だ。
奈未にストレートに告白した中沢 (C)TBS
奈未をめぐる、戦いの火蓋が切られた瞬間だったが、今回はこれだけでは終わらない。Kis-My-Ft2の「Luv Bias」も流れ始め、第6話も終盤となっているものの、シーンは編集部に切り替わる。情感溢れる手持ちカメラで撮られた一人称視点の映像の先で、奈未は仕事をしていた。その視線の正体は中沢。中沢は少し瞳を潤ませながら、しばらく黙り込み、そしてこう言った。「俺、お前のこと好きだわ。俺ならお前のこと泣かせない」。
この展開は、Twitterでも盛り上がりを見せ、「どストレート告白ステキです」といった中沢を称える声や、「絶対潤之介派」と揺るがない潤之介ファンたち、「もう完全に玉森と間宮にキュンです」と選べない派など、それぞれの感想が溢れかえっていた。ちなみに、玉森はオシャレ着洗剤を扱う「ラボン」、間宮は「アタック」のCMに出演していることから、この二人の対決は一部から“洗剤対決”とも呼ばれている。
今回、奈未の恋愛以外にも、「MIYAVI」は存続が危ぶまれ、そして宝来麗子(菜々緒)と宇賀神慎一(ユースケ・サンタマリア)をめぐる恋に、怪しい高橋麻美(高橋メアリージュン)の影も見え始めるという、てんこ盛りだった第6話。いつもいつもこの1時間が嵐のように去っていくが、きっとこの余韻は、どんな洗剤を使っても落ちることはないだろう。