韓国ドラマ『カラーラッシュ』初回から“謎”だらけ BLだけじゃない魅力を紐解く
■謎のピース(1)クラスメイト
カン・ミンジェ&チョン・ジュヘン&ヨヌ (C)STORYWIZ.ALL RIGHTS RESERVED.
クラスメイトのカン・ミンジェは、彼に取り憑いているという“おじいさん”と会話ができる。そのおじいさんのせいで、ミンジェと学級委員長のチョン・ジュヘンの二人にも、ヨヌが”モノ”であることが知られてしまう。おじいさんは未来が見えるらしく、ミンジェを通して、過去に不良たちを懲らしめたこともあると言う。現段階では、おじいさんとミンジェの設定に謎が残るが、今後のストーリー展開の鍵となりそうな予感だ。
■謎のピース(2)ヨヌの母親の失踪
ヨヌと同じ“モノ”である母親は、4年前に起きた「6人の“モノ”失踪事件」のうちの一人で、未だ見つかっていない。ヨヌは叔母のもとで暮らし、叔母もまたテレビプロデューサーとして“モノ”の事件を追いながら、自分の姉を探していた。
ヨヌの父が亡くなる前に描いた母の絵が登場するが、それもまたヨヌの母親の失踪と関係するのだろうか。BLだけではない、ミステリー要素も期待したい。
■“モノ”と“プローブ”の関係は深まるのか
ユハンは色の見本となるカラーチャートを使い、避けるヨヌを無視して強引に色を教えようとする。後ろからヨヌに抱きつき、耳元で色を教えるヨハンの姿は、今にも何かが起こりそうな雰囲気があり緊張が走る。
ユハン&ヨヌ (C)STORYWIZ.ALL RIGHTS RESERVED.
その瞬間、わざとマスクをとり自分の顔を見せたユハンに、ヨヌはカラーラッシュを起こしまた気絶してしまうが、前回とは様子が違う。色を見たい欲求が高まり、ユハンに顔を見せてくれとせがんだ。揺れ動くヨヌの気持ちと、二人の間に起きる“カラーラッシュ”が、幻想的でロマンティックなものに変わって行くのか注目である。
さらに、内容だけでなく、オープニングや物語の途中で流れる切ないメロディーが印象的な本作。韓国では『カラーラッシュ』のOST(日本でいうサントラ)も人気があり、合わせて楽しみたい。
【『カラーラッシュ』概要】
配信日時:毎週金曜22時00分から2話ずつ(全8話)