鈴木拡樹&荒牧慶彦が語る『刀剣乱舞』への思い 「話し始めたら24時間語っていられる」

インタビュー
2023年3月28日 08:00
鈴木拡樹&荒牧慶彦が語る『刀剣乱舞』への思い 「話し始めたら24時間語っていられる」
(左から)荒牧慶彦&鈴木拡樹  クランクイン! 写真:小川遼

 『刀剣乱舞』の実写映画第2弾となる『映画刀剣乱舞‐黎明‐』が、3月31日(金)から、全国で公開される。本作は西暦2012年の東京を舞台に、大江山にすまう鬼・酒呑童子の呪いを受けて光とともに姿を消した山姥切国広と、それを追う三日月宗近の姿が描かれる。そんな本作で三日月宗近を演じる鈴木拡樹は「『刀剣乱舞』とは歴史」、山姥切国広役を演じる荒牧慶彦は「『刀剣乱舞』は僕自身の俳優人生の中でも多くを占めている」と言葉にする。二人の目に映った本作の魅力、そしてお互いの魅力をたっぷり語ってもらった。(取材・文=M.TOKU/写真=小川遼)


■『刀剣乱舞』の世界が広がる気がします

ーー約4年の時を経て、映画第2弾がいよいよ公開されます。

荒牧:映画を撮るという知らせを聞いたときは、本当にうれしかったです。前作を撮り終えてから「映画第2弾があればいいな」「早く次を撮らせてくれ」という気持ちでいっぱいだったので、この日が来ることを待ち遠しく感じていました。

鈴木:第1弾のときにスタッフさんを含めて「第2弾が作れたらいいね」という話をしていたんです。なので、実際に第2弾の制作が決まったと聞いたときはうれしいという気持ちが込み上げるのと同時に、第1弾の現場が幸せな環境だったということを改めてかみ締めることができました。

(左から)荒牧慶彦&鈴木拡樹
ーー今回の舞台は『刀剣乱舞』初となる現代ですね。

荒牧:刀剣男士たちが現代で刀を振るう姿をあまり想像していなかったので、最初にシナリオを読んだときは驚きました。刀を扱う作品ということもあり、メインフィールドは戦国時代や幕末だと思っていたんです。

鈴木:僕は「もし彼らが現代に出陣したら?」という妄想をしたことがあって。きっといろいろなギャップが見られて面白いんだろうなと思っていたら、本作の三日月宗近がまさにそんな感じだったんです。この映画を見れば、皆さんの中でも『刀剣乱舞』の世界が広がる気がしますし、そういう意味でも「現代」が舞台というのは、とてもいい挑戦だと思いました。今回は描かれていませんが、いつか三日月宗近が現代のライブ会場などに放り込まれる姿を見てみたい(笑)。

荒牧:それで言えば、山姥切国広を現代の人混みに放り込んだらどうなるんだろう。例えば渋谷のスクランブル交差点とか。普段は絶対に行かなそうなので、どういう反応をするのか見てみたいです(笑)。

鈴木:それは気になるね(笑)。あと、三日月宗近って思っていたよりも現代に順応していくんですよね。でもそれって僕的にはリアルな対応の速さだと感じていて。僕たちだってパカパカの携帯電話からスマートフォンになったとき、ずっと対応できなかったかと言えば、そうじゃなかったと思うんです。

だからこそ、三日月宗近が現代に順応する速度感はリアルに描かれていると感じました。タイムスリップを題材とした作品がもともと好きなのですが、本作は一番好きな形かもしれないです。

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『映画刀剣乱舞‐黎明‐』予告【2023年3月31日(金)公開】

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