リトグリ新メンバーが語る“覚悟とこれから” 「加入した意味があると思ってもらいたい」

インタビュー
2023年4月22日 07:00
リトグリ新メンバーが語る“覚悟とこれから” 「加入した意味があると思ってもらいたい」
Little Glee Monster(左から)結海、ミカ、miyou  クランクイン! 写真:小川遼

 “研ぎ澄ました歌声で人々の心に爪痕を残す”をテーマに結成された女性ボーカルグループ、Little Glee Monster(以下、リトグリ)。昨年7月に新メンバー募集オーディションが開催され、7002人の応募の中からミカ、結海、miyouが加入することが決まり、昨年12月から第二章がスタートした。新メンバーの3人はそれぞれ歌への思いが強く、今回の加入に対する思いも深い。今回は4月22日(土)から開幕するライブツアー「Little Glee Monster Live Tour 2023 “Fanfare”」を前に、リトグリ新メンバー3人の軌跡に迫った。(取材・文=M.TOKU/写真=小川遼)


■リトグリの表現力は唯一無二

――リトグリといえば何よりも音楽を楽しむ姿勢がすてきなグループですが、皆さんはいつごろから音楽が好きだったのでしょうか?

miyou:お父さんがアフリカンミュージック好きで、小さい頃から私も音楽をよく聞いていました。歌にひかれるようになったのは中学生のときかな。ある日、友達から「文化祭で歌え」って言われて、弾き語りで歌唱したことがあるんです。そのときたくさんの拍手をもらったことがきっかけとなり、人前で歌うことに興味を持ちました。

結海:リトグリに加入する前、友達に誘われてミュージカルの舞台に出ていたんです。ダンス、歌、お芝居とやっていくなかで、一番好きだと思ったのが歌でした。あと、私の家族は毎年夏の沖縄旅行でホストファミリーのお世話になっているのですが、その方々が居酒屋でライブしたときに「一緒に歌おうよ」ってステージに誘ってくれて。その時に歌う楽しさを知りました。

ミカ:私も家族みんな音楽が好きで、よくカラオケに行っていたんです。「ミカちゃん歌って!」「ミカちゃん歌って!」ってよく言われていました。

miyou:なんで、2回繰り返したのよ(笑)。

ミカ:2回言う癖があって(笑)。その後、高校生になってからは軽音部に入りました。小さい頃から音楽は身近にあったし、もう音楽=自分というくらい人生に欠かせません。

ミカ
――皆さん小さい頃から音楽が身近にあって、歌うことも好きだったんですね。では、加入前はリトグリにどんな印象をお持ちでしたか?

miyou:リトグリのことはもちろん知っていて、特に衝撃的だったのがメンバーによるアカペラメドレー。何度聞いても鳥肌が立ちますし、彼女たちの表現力は唯一無二やなと思います。思ってもいないところで感動したり、訳分からんけど鳥肌が立ったり、あの衝撃や感覚がすごく好きです。

結海:私はハモりが好きになったきっかけがリトグリなんです。ミュージカルのときに出演者と歌でハモることがありましたが、それが楽しいと思えたのもリトグリの音楽に衝撃を受けたから。家族とハモるときも、リトグリの曲が多かったですね。

miyou:えっ、家族とハモる!?

結海:楽しむ程度にね! お父さんもよくリトグリの曲を聞いてたの。

miyou:お父さんもハモれるの!? すごいやん。それ、もっといろいろなところで言っていこうよ。いつかライブで歌ったりしたらええやん。

――(笑)。そしてリトグリのメンバーになるべくオーディションに参加されるわけですが、どのような経緯で応募されたのでしょうか?

ミカ:私はリトグリが好きな親友と、よく一緒にリトグリの曲を聞いていたんです。ずっと尊敬していたグループで、自分が歌手になれるとしたらリトグリみたいなグループに入りたいと思っていました。

――憧れのグループだったんですね。

ミカ:そうなんです! それで進路に悩んでいたとき、親友からリトグリのオーディションがあることを教えてもらって。これは絶対に受けないと後悔すると思って応募しました。一次審査で落ちるかもしれないけど、この機会を逃しちゃいけないと思って。

結海:私はお母さんからリトグリの新メンバー募集オーディションがあることを教えてもらって応募しました。歌が大好きな気持ちを形にするには、すごくいい機会だと思って!

miyou:私はTikTokがきっかけでした。当時、自分が歌う動画をTikTokにアップしていたんですけど、たまたまオーディションのスタッフの方が私を見つけてくださり「受けてみませんか?」と声をかけてくれたんです。ここでの出会いはきっと何か意味があると思って受けてみることにしました。

――もともと歌手になりたいという気持ちがあった?

miyou:はい! ただ高校を卒業したら大学に行かなければという固定概念みたいなものがあって…進路に悩んでいたときお母さんが「別に(大学に)行かんでもええんやで」と言ってくれました。いろいろな可能性があるなかで「大学に行かないといけない」って概念に縛られていたんです。それが、ずっと苦しかったんですけど、その一言で解放された気分になりました。

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Little Glee Monster『Join Us!』Music Video

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M.TOKU(ライター)

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