トラックの運転手から大人気TikTokerへ! フォロワー数250万人超えのSATOYUって何者?
■“よめゆ”との出会い
共通の友人から紹介してもらいました。5人ずつの合コンの場で、最初に僕が妻のことを「きれいな子がいるな」と気になったんです。男性陣が席についているところに女性陣が到着したのですが、妻が後ろを向いて脱いだコートをハンガーにかけたときに“おしり”がすごかったんです! そこで男性陣が一斉にザワついて、僕もひかれてしまいました(笑)
ーーおしり!(笑) そこからSATOYUさんを支えてくれる存在に。
モフモフを着たNPCキャラでTikTok LIVEをやったとき、出始めのころは“同接(同時接続者、リアルタイムで動画を見ている人数)”が2万人もいたんですけど、日が経つにつれて減っていき、100人をきってしまったんです。しかもそのときが、東京に出てきてクリエイターとして生きていこうと思っていたときだったので、「終わったな」って。
でも、僕が諦めようと思った時も、彼女のほうが肝が据わっていて、励ましてくれました。僕についてきて、やりたいことをやらせてくれたことにとても感謝しています。妻は元々動画編集の仕事をやっていたこともあり、TikTokのスタート時から動画の編集をしてくれていますし、最近はカメラもうまくなって撮影までしてくれています。これからも2人で動画を作っていきたいです。
ーーすてきです! ちなみに、そのピンチって、どうやって乗り越えたのでしょう。
低迷した6ヵ月間ずっと新たなキャラを作り続けました。10種類以上あって、そのうちの1つが、スーツのキャラクターでした。そこから“月歩”がバズって、妻から「ライブ配信でやってみたら?」と言われて、正直「バズんないでしょ、無理無理!」って思ってたんですけど、やったら一発目からバーンと1万人集まって、最大で4万人になって、やっと自分の納得できるコンテンツができました。働くことも考えたのですが、東京に出てきたのにやめたらカッコ悪いし、男ってカッコつけたいので、諦められなかったです。
ーー4万人はすごいですね。ライブ配信といえば、視聴者からギフトが投げられますが、最高額のギフト「TikTokUniverse」(約6万円)が投げられた時はどう思いましたか?
もう衝撃でしたね。「ウソだろう」って信じられなかったです。普段はギフトごとのイラストに合わせたリアクションを返していますが「TikTokUniverse」のときは、どう表現していいのかわからずに黙っちゃいました。
ーー皆さんから投げられたギフトの売り上げは、何に使っているのですか?
インフルエンサーとしての活動を底上げしていくために使っています。例えば、撮影時に強い風を起こすための業務用の扇風機とか、撮影機材とか。それこそキャラクターの衣装も20着以上ありますし、動画のための音楽も作ってもらっています。だからギフトを投げてくれる皆さんには感謝していますし「クオリティーが上がっていくよ、ありがとう!」と伝えています。
ーーファンの皆さんと一緒に作り上げていっているんですね。それでは最後にSATOYUさんの夢を教えてください。
マイケル・ジャクソンみたいになりたいです。MrBeastさん(登録者数が1億4000人を超えるアメリカのYouTuber)みたいな活動も楽しそうですね。未来のことまではわかりませんが、今を楽しんでいれば何かできるんじゃないかな。声マネ動画からナレーターの仕事もいただけましたし、TikTokからいろいろと広がっていけばいいなと思います!