加藤大悟、俳優業の原点となった作品は? 「絶対に忘れたくない大事な思い出」

インタビュー
2023年9月28日 18:00
加藤大悟、俳優業の原点となった作品は? 「絶対に忘れたくない大事な思い出」
加藤大悟  クランクイン! 写真:上野留加

 舞台『ヒプノシスマイク‐Division Rap Battle‐』の四十物十四役や、ミュージカル『刀剣乱舞』の山姥切国広役など、人気コンテンツへの出演が相次ぐ俳優の加藤大悟。もともとは消防士を目指しており、俳優の道を選ぶ予定はなかったというが、そんな彼が9月29日(金)に、初の写真集『だいじぇすと、』(主婦と生活社)を発売する。今回の写真集に込めた思いや、俳優業の原点、そして仲良しだという母親との関係性について聞いた。(取材・文=河内香奈子/写真=上野留加)


■消防士志望から俳優へ 初写真集への思いは?

――もともと消防士を目指していたところ、スカウトを受けて2018年に芸能界デビュー。アーティスト活動や人気コンテンツの出演など精力的な活動を経て、ついに今回写真集の発売が決まりました。エンターテインメントの世界に入る前の自分に伝えたらどんな感想を抱きそうですか?

当時の僕は消防士になる未来しか考えていなかったし、エンターテインメントの世界は自分にとっては遠い存在だと思っていたので、写真集を出すことを知ったらびっくりすると思います。それにきっと大はしゃぎするはずです(笑)。

正直なところ今でも「消防士の道を目指さなくてよかったの?」って聞かれることもあるんですけど、こうして写真集を出せるようになるくらい、たくさんの人に応援してもらえたことを思うと、エンターテインメントの世界に入る道を選んで良かったと思います。これからも応援して良かったと思えるように、自分の道を進んでいきたいです。

――現在の加藤さん自身としてはどんな気持ちですか?

それはもうめちゃくちゃうれしいです! 写真集を出す=エンターテインメントの世界で活躍する人の登竜門というイメージがあったので、自分が出せるところまでこれたことを素直に褒めてあげたいですし、夢の一つがかなったような感覚ですね。

――そんなさまざまな思いがこもった今回の写真集。タイトルは『だいじぇすと、』と手書きで書かれていること、ひらがなであることが印象的です。

ひらがなにしたのはカタカナや英語だと格好つけに見えてしまうから、手書きにしたのは初の写真集だからこその思いを込めたくて。あと「。」じゃなくて「、」にしたのは、「まだまだ続くよ」「これで終わりじゃないよ」という決意表明です(笑)。

そして、今回の写真集のコンセプトが“一人旅”で、朝起きてから夜お酒飲んで寝るまでをドラマみたいに組み立てています。加藤の1日のダイジェストであり、これまでの俳優・加藤のダイジェストも詰まった1冊に仕上がりました。


――写真集の撮影は北海道と東京で実施。北海道の撮影は、舞台『魔法使いの約束』の本番期間に実施されたそうですね。今回が初の北海道だったそうですが楽しめましたか?

もう本当に最高でした! とにかく海鮮がおいしかったです。いくらは都内で食べるよりも3倍くらい粒が大きいし、ほたてはお皿からこぼれてるくらい身がぎっしりで幸せ過ぎた!

撮影は7月の終わりに実施したんですけど現地は暑かったです。北海道といえば寒くて雪が降っているイメージだったので、草原が広がる暑い空間はなんだか新鮮でした。

――写真集を見て聖地巡礼を楽しむ方もいると思うのですが、ぜひおすすめしたいスポットはありますか?

一番行ってほしいところは、北海道・美瑛町にある青い池。生きているとストレスだったり、怒りだったり、苦しみだったり、いろいろネガティブな感情に襲われる瞬間があると思うんですけど、そこではいろんなものをすべて忘れてぼんやりすることができたんです。

すごく神秘的な光景が広がっていて、その場にいるだけで気持ちがふわっと軽くなりました。また改めて行きたいと思っていますし、ぜひ北海道に行ったときは足を運んでみてほしいです。癒やされます。

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