モーニング娘。’25 生田衣梨奈、弓桁朱琴は“たくさん叱ってきた1人” 「後輩ができた時に意味が分かってくれたら」
■弓桁から“モーニング娘。らしさ”を感じる
――「明るく良い子」はどんな楽曲ですか?
生田:この曲を初めて披露した時、ファンの方が「えりぽん(生田)みたいな歌詞だね」と言ってくれて。
弓桁:私も生田さんみたいな歌詞だって思います!
生田:本当!?
弓桁:はい。他のメンバーとも「生田さんっぽいね」っていう話をしていました。すごく強気なのにかわいらしさも感じる歌詞の言い回しが生田さんっぽいです。この曲はいろいろと葛藤している乙女心を歌っているのですが、それはグループで活動しながら、ライバル同士でもあるモーニング娘。のメンバーにも刺さると感じています。
――MVの収録はいかがでしたか?
弓桁:こっちはフォーメーションダンスの面でモーニング娘。らしさが出せていると思います。上からの画角でのフォーメーションのシーンなど、ぜひ注目していただきたいですね。
生田:みんなで円になって顔を出すというシーンがあるのですが、これまでのシングルではあまりそういう機会がなくて。最後にみんなで円になって顔を見合わせることができて、よかったです。ツアー中は目を合わせるメンバーが決まっているのですが、卒業コンサートでは、みんな私を見てきそう。ちょっとイヤです(笑)。
――でも、内心は嫌じゃないのでは?
生田:そういうことにしておいてください(笑)。
生田衣梨奈
――卒業も迫ってきましたが、生田さんが弓桁さんに伝えたいことはありますか?
生田:弓桁はガッツがあって、先輩・後輩関係なく目を見て「私はこんなパフォーマンスをしています!」って魅せてくれることが多いんです。ファンの方もそういう彼女の姿に惹かれているんじゃないかな。弓桁が追い求めているモーニング娘。らしさを、私は彼女自身に感じています。今のギラギラ感やメラメラ感を忘れずに、今後も活動していってほしいな。つんく♂さんは「この子、今輝いてんで!」って時にメンバーをセンターにしてくれるので、その輝きをつかみ取ってほしい!
弓桁:モーニング娘。らしいギラギラ感は、私が目指していたところなので、生田さんにそう言ってもらえて本当にうれしいです! ただ、私は生田さんからそのモーニング娘。らしさを学んできたんですよ。
生田:本当!?
弓桁:はい。カメラに抜かれた時の表情とか円陣をした後にステージへ向かう目線の強さとか、スイッチがバチって入る瞬間があって。生田さんのそういうところに私は惹かれていました。卒業されてからも、そのモーニング娘。らしさを継いでいけるように頑張っていきたいなと思います。
――頼もしい後輩ですね。
生田:ですね。弓桁は私がたくさん叱ってきたメンバーの1人でもあって。きっと、弓桁は何で怒られていたのか、分からないこともあったと思います。でも、後輩ができた時に私が言ってきたことの意味が分かってくれたらいいなって。
――今は分からなくてもいい。
生田:そう。今はそれでいいと思う。だって、私も同じこと言われたときはムカついていたから。でも、活動を続けていくなかで先輩に怒られた意味がどんどん分かって。その時に言ってもらえたことのありがたみを、今はすごく感じています。だから、弓桁もグレないでいてね(笑)。
弓桁:分かりました(笑)!
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