安井謙太郎、『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』に「縁を感じる」 冷笑文化がある時代に届けたい“ド王道”のヒーロー像
■踏ん張った先にあった出会い
――先ほど、子どもの頃は『忍者戦隊カクレンジャー』がお好きだったとおっしゃっていましたが、戦士たちをテレビで見ていた側から今度は演じる側になります。駆無そしてギャバン・ライヤに憧れを持つ子どもたちも現れると思いますが、どういう思いや姿を視聴者に届けたいですか。
安井:子どもの頃のそういう記憶って残るじゃないですか。駆無としてももちろんそうですけど、『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』という作品は、怜慈のキャラクターや発するメッセージに“ド王道”をいこうとしている感じがして、僕はすごくいいなと思っているんです。どこか冷笑文化がある時代ですけど、これから見る子どもたちから、そういう真っすぐ熱いことに向き合ったりすることに対して、かっこいいなって思ってもらえるような作品やキャラクターになれたら、ヒーローとしての役割みたいなものを1つ果たせるんじゃないでしょうか。
――安井さんはヒーローにどんなイメージを持っていますか。
安井:やっぱり諦めない感じですかね。「最後はなんとかしてくれる!」っていう絶対的な期待感がある。だから物語の中でも、ヒーローがピンチな時ってハラハラするし、大丈夫かって思うけど、ちょっとワクワクしながらも楽しめるみたいな。それこそ「超英雄祭」を見に行かせていただいた時に、「今の時代にこのメッセージすごくいいな!」って思ったんです。「絶対に諦めない!」というメッセージが大人になってから刺さったので、こういう風に、子どもの頃に『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』を見てくれて、何十年後かにそういう気持ちを思い出せるようなヒーローでいたい。めちゃくちゃ王道だし、熱いんだけど、僕の中ではそれがヒーローとしての姿かなと思います。
――諦めない心というのは、安井さんの7ORDERとしてのアーティスト業や俳優業、CEOとしての活動にもつながっている?
安井:そうです! 僕が諦めたら全部終わっちゃいますからね(笑)。でも本当に、自分たちでやっているからこそ、続けていくことの難しさみたいなものを感じる部分もあるので、それもあって諦めないっていうヒーロー像になるんだと思います。時代的にも選択の自由みたいなものがすごくあるし、それで全然いいと思うんですけど、踏ん張った先に面白いことがある気がするんです。
もちろん、無理して踏ん張ることはないと思うし、そういうものがオッケーになってきた時代が僕もステキだと思うんですけど、だからといって踏ん張らないっていうのもなんか違うなと思っていて…。僕も、踏ん張った結果まさか34歳でヒーローになれると思っていなかったんで(笑)。続けてきたからこそ、1つ出会えたものがあったというか。無理する必要はないけど、踏ん張った先、諦めなかった先に何かがあるというのは僕自身も体験してることなので、それをお芝居の中でも届けたいです。
――人生の中で“ヒーローとの出会い”が今回新しくありましたが、今後さらにかなえたい夢や挑戦したいことはありますか。
安井:学校を作りたいと思っているんです。毎日行く場所って大人になるとなかなかないので、学校っていいな、関わりたいなって。僕、島根県で農業をやっていて、そこの農家の子どもたちと出会うんですよね。農業をやり始めて3、4年ぐらい経つんですけど、その子どもの成長がすごく早くて。この間僕らのライブを見に来てくれたんですけど、会った時は本当にちびっこだったのに、アーティストになりたいって夢ができたと教えてくれて。そういう成長の場に立ち会えるのってすごくいいなって思ったので、学校とか作りたいですね。
――農家の子どもたちも『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』を見るかもしれないですが(取材は3月上旬に実施)。
安井:そうですよね! 僕まだ(出演することを)言っていないので、びっくりするかもしれないです…うわ、言うの楽しみだ!!
(取材・文:杉崎絵奈 写真:上野留加)
『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』は、テレビ朝日系にて毎週日曜9時30分放送。




















