高橋文哉&鶴嶋乃愛「この関係が一番の収穫」 『ゼロワン』で築いた唯一無二の信頼

インタビュー
2020年12月18日 06:30

■「本当に“飛電或人がいる”」決戦場撮影の裏側


――「大変なことが色々あった」とのことですが、テレビシリーズや劇場版を含め、「二度と撮りたくない」というシーンはありますか?

鶴嶋:どのシーンも、やりがいがあって楽しい撮影でした。ですが…、敢えて言うなら、イズちゃんの衣装って風を通さないのに保温がしっかりしていて、夏場の撮影は暑くて大変でした(笑)。


高橋:僕は、決戦場のシーンが本当に大変でした…。2日間に分けて撮ったのですが、アクションシーンって、普通はプロテクターなどを装着するんですけど、このシーンだけは“リアル”を追求したくて着けなかったんです。

 案の定、初日で体はアザだらけ。激しいシーンで、次の日も体力的に極限の状態だったのですが、ものすごく集中していて、まさにゾーンに入ったような感じ。思い出そうとしても、芝居をしていたときの記憶がほぼなくて…。でも、映像を観たら、本当に「飛電或人がいる」と思えました。正直、何度やってもあのときの芝居は超えられないと思うので、「二度と撮りたくない」というより、「やれない」と思うシーンですね。

――集大成とも言える劇場版。作品のテーマである“夢”に絡めて見どころを教えてください。

鶴嶋:イズは、或人社長の“心”を理解したいというのが夢なのかなと思うんです。きっと視聴者の方々も、或人とイズが一緒になって「アルトじゃないと!」って、やっている姿をまた見たいと思ってくれているのかなって…。そんな思いを背負って演じたので、ぜひ二人の関係を楽しみにしてほしいです。

高橋:『仮面ライダーゼロワン』って、それぞれのキャラクターが夢を追いかけている姿が魅力的だと思うんです。劇場版では仮面ライダー・エデンも登場しますが、彼も夢を持っている。お互いの夢のぶつかり合いの中から、どんな正解を導き出すのか…。大きなお友達はもちろん、小さなお友達の夢に少しでも希望を与えることができたら嬉しいと思います。


 一年間を通して、“夢を見ること”の尊さを教えてくれた『仮面ライダーゼロワン』。高橋と鶴嶋の話を聞いていると、二人にとっても本作との出合いは、それぞれが思い描く大きな夢への一歩なのかもしれない。

 或人とイズ、そして高橋と鶴嶋がどのような姿を見せるのか。劇場でしっかりとチェックしておきたいところだ。

 『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』は、12月18日(金)から、全国の映画館で公開。

※西岡徳馬の徳は旧字体が正式表記

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磯部正和(ライター)

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